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アカカンガルーの「サイ」が死亡しましたの写真

更新日:2024.01.20アカカンガルーの「サイ」が死亡しました

更新日:2024.01.20

アカカンガルーの「サイ」が死亡しました

皆様こんにちは
アカカンガルー・エミュー飼育担当です。

タイトルの通り、1月9日にアカカンガルーの「サイ」(オス)が死亡しました。
11歳でした。

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昨年の11月下旬に口の中にできものができ、病理検査の結果、扁平上皮癌と診断されました。
下顎の前の方にできたことと、高齢なため前歯の噛み合わせが無かったことから、採食が上手くできず、体重減少が見られていました。
気が強く、介助を嫌がるため、
オスの群れ全体に給餌するペレットの量や餌を入れるバットの数を増やしたり、ペレットをふやかすお湯の量を増やして柔らかくしたりなど、サイが必要な量の餌を食べることができるように工夫してきました。
そのおかげか、寒さが厳しくなってきても、扉を開けると我先にと展示場に出ていくほどでした。

サイは飼育員のとっておきタイムの時にグイグイおやつをねだりにきたかと思えば、次の日のガイドはまるで興味がないかのようにしていたりと本当に気まぐれだなぁ...と思う事が多々ありました。

最後まで食いしん坊のままだった「サイ」。
その姿は昨年5月に死亡した母親の「クイニー」に本当にそっくりでした。

 

今年度に入り、立て続けに高齢個体との別れが続いています。
限りある寿命をアカカンガルーたちが少しでも穏やかに、健やかに過ごせるように今後も飼育管理に取り組んでいきます。

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「サイ」ありがとう。どうか安らかに

アカカンガルー・エミュー飼育担当