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アカカンガルーの子どもたち その2の写真

更新日:2024.04.11アカカンガルーの子どもたち その2

更新日:2024.04.11

アカカンガルーの子どもたち その2

皆様こんにちは!
アカカンガルー・エミュー飼育担当です!

新年度が始まりましたね🌸皆様いかがお過ごしでしょうか。

前回のブログはこちら:アカカンガル―の子どもたち その1

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今年の119日、園長のSNSで話題になったこの写真。

(その時の園長の投稿はこちら:1月19日の投稿)※Xにリンクします。

私も園長本人に聞くまで、珍しいことだとは知りませんでした。

 

さて、そもそもの事の発端は12月14日朝のこと。いつものようにカンガルーたちに朝の挨拶に行くとずいぶん大きくなったはずのコークの育児嚢の中に子どもがいません。

実は4日前の12月10日にコークの嚢児(マカロニ)は初着地(母親の育児嚢から全身が出て地面に降り立つこと)を確認していたので「もしかしたら育児嚢から出て寝室内をうろうろしているのかも?」と思い寝室内を見渡しますがいくら探しても子どもがいません。

「そういえば昨日展示場にメスたちが出ていたぞ...」と思い出し、最悪の事態を想定し展示場を必死で捜索しましたが見つかりません。

他の飼育員とも一緒に探しますが見つからず...

「どこに行ったんだろう...」と不安でいっぱいになった時、セスジキノボリカンガルー担当者がアカカンガルーの寝室を見て一言、「コッコの育児嚢から尻尾が二本出ています...」

なんとマカロニは私たちがいない間にコークの育児嚢から出たものの、何を思ったのかコッコの育児嚢に入ってしまい、そのままコッコの嚢児(ロコ)と一緒にコッコの育児嚢で落ち着いてしまったのです。

 

心配で一日中ハラハラしていましたが、その日の夕方コッコの袋から出て、そのままウロウロしているうちにコークの袋に戻り一安心。半日以上離れていても自分の子どもだとわかるのだなあ...と感心しました。

 

その後時々マカロニはコークとコッコの袋を行ったり来たりしながらも順調に育っていきました...と、終わりたいところですが実はもうひと悶着ありました。

 

続く...

アカカンガルー・エミュー飼育担当