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フクの出園とゴウの入園(後編)の写真

更新日:2021.04.09フクの出園とゴウの入園(後編)

更新日:2021.04.09

フクの出園とゴウの入園(後編)

 

 

フクを送り出した後、かみね動物園からゴウが到着したのは13時頃でした。

 

ゴウもフクと同じ形状の輸送箱で来園しました。輸送箱を車から降ろすまでは物音ひとつ聞こえなかったため大丈夫かなと思いましたが、獣舎内に輸送箱を移動させる際に耳元で大きな声が聞こえました。とりあえずは元気な様子だったので寝室に移動しました。

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初対面の印象は「ちいさっ!!!」でした。

それもそのはず、同年代のフクとは10kgほど体重差がありました。

標準的な体重なので問題はないのですが当園のチンパンジーは皆体が大きく、見慣れない大きさではありました。実際、体つきを見ていると痩せているわけではなくしっかりと筋肉がついていました。

 

ゴウは現在10歳のメスで日立市かみね動物園で生まれました。出生時に母親が上手に育てることができず、人工哺育で育ちました。しかし、担当飼育員の方々の懸命な努力により群れに合流することができ、母親とも仲良く過ごしてきました。おそらく、かみね動物園でも担当飼育員・来園者の方々に大切にされてきたのだと思います。

image0.jpeg

カメラに慣れているようでいろいろな顔を見せてくれます。

 

ゴウと一緒にかみね動物園の担当飼育員もいらっしゃいました。ゴウについての引き継ぎと、ゴウが落ち着けるようにするためです。ゴウの様子を見て、信頼できる担当飼育員がいるうちにさっそくお互いの存在を認識させるため、当園にいるチンパンジーとバックヤードで顔合わせを行いました。

ヨシズとカズヤ.png

見る.png

見る (2).png

室内のチンパンジーは見にくいのですが、初めて見る個体にヨシズは口を開けたままフリーズしていました。

 

チンパンジーたちは我先にゴウの寝室前にはり付きました。

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シュートと寝室の位置関係はこんな感じです。

怖がらないように担当者が近くに寄ります。

 

ゴウの反応はというと

ゴウ顔合わせ.png

はじめて見る大きなチンパンジーに驚きと怖さがあるのか少し鳴き声をあげて担当者に助けを求めていました。なぜならゴウがいたかみね動物園ではオスでも50kg前後なのに対し、当園のオスはアルファオス(リーダー)のカズヤで70kg 、メスでも50kgを超える個体もいます。今回は初日ということで飼育員がそばに寄り添い穏やかに顔合わせをできるようにしました。

 

しかし、群れに入れるようになるには当園のチンパンジーにしっかり挨拶をし、行動を共にしなければいけません。

今後はゴウの群れ入りの練習と群れの安定の2つの視点で見ていかなければいけませんが、1番はゴウの体と心の健康を第一に考えていきたいと思います。

 

ゴウ寝そべる.jpeg

来園してまだ数日ですが、色々な面が見えてきました。

床にきれいに毛布を敷いて横になるところ。初めてのことはちょっと怖いけどなれる力はあること。担当者に対して穏やかで優しく接してくれること。蒸したニンジンをとてもおいしそうに食べるところ。などなど、これからもたくさんの良い面を見せてくれることでしょう。

 

ゴウシュート.jpeg

シュートにいる時はいつもせわしなく動いていて、よく遊んでいます。

動きすぎて写真がぶれてしまうのもご愛嬌ということで.........

 

これからも同居の様子をお伝えしていきます。

 

 

3年目飼育員 脇田