エビネの保全活動を行っています

ミナミメダカやホトケドジョウなどの域外保全に取り組んでいる横浜市立金沢動物園ですが、動物園内に生息、生育している種の域内保全にも取り組んでいます。その一つがエビネです。



エビネは雑木林などに生育する野生のランで、乱獲や雑木林の開発・放置などが原因で個体数が減少し、環境省のレッドリストでは準絶滅危惧種に指定されています。 金沢動物園にはいくつか群落が有り、4月下旬くらいからきれいな花を咲かせます。



先日新たな群落を見つけました。園内は広大で、職員でさえも踏み込まない場所がたくさんあるので、まだまだ未知の群落が見つかるかもしれません。半面、よく手入れされた林を好む植物ですので、植物が覆いかぶさり人知れず消滅しているかもしれません。ここもだいぶササが迫っていましたので、



下草や倒木を片付けました。今後、この場所を定期的に管理していこうと思います。また、いずれ来園者の皆様にもエビネの花をご覧いただける様、整備出来たらとなぁと妄想しております。

（飼育展示係　野口）

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