更新日:2026.06.30【野毛山物語④】動物園の発展期 その1
更新日:2026.06.30
【野毛山物語④】動物園の発展期 その1
開園5周年を過ぎた辺りから、野毛山遊園地の動物園地区では新しい獣舎が建設されるようになり、園内が充実していきます。
その先駆けとなったのが昭和32年に完成し、現在はアカエリマキキツネザルを飼育している円形サル舎です。
(円形サル舎全景)
ここでは当初、マントヒヒの群れが飼育されていました。
ちなみにこの円形サル舎、直接飼育専用の構造になっているのですが、マントヒヒの群れ、それも成獣オスが複数頭いる中に入っての日々の作業・・。
想像しただけでもゾッとします・・。
※直接飼育:飼育員が動物と同じ空間に入って清掃や給餌を行う飼育方法
(当初飼育されていたマントヒヒ)

(ワオキツネザルが飼育されていた時期もありました)

(現在の住人、アカエリマキキツネザルたち)
続いて昭和34年には、現ペンギン舎の場所に初代ペンギン舎が完成しました。
横浜の歴史ある建造物が再現された初代ペンギン舎は、なんと職員の手作り(!)でした。
(初代ペンギン舎)

(初代ペンギン舎の建築風景)
その後ペンギン舎は、みなとみらい地区を模した造形に改修されたのち、現在はフンボルトペンギンの生息環境を知っていただける展示となっており、時代の移り変わりをひしひしと感じます。
(みなとみらい地区を模した、二代目ペンギン舎)

(生息環境を模した、現ペンギン舎)
そして昭和39年、横浜市の人口増加に伴い遊園地地区の地下に貯水池の建設が決定したことにより、遊園地部分は閉鎖されました。
これを機に、動物園を社会教育施設として無料で開放することになったのです。(続く)
※野毛山動物園は、令和9年1月7日より、リニューアル工事のため休園となります。
(飼育展示係長 伊原)