更新日:2026.08.29【野毛山物語⑮】大先輩の思い出
更新日:2026.08.29
【野毛山物語⑮】大先輩の思い出
インドゾウ・はま子さんについてのブログを書くにあたり、昔の記録写真を集めていたところ、懐かしい姿が写っていました。

はま子さんと一緒に写っているのは、元ズーラシア飼育係長の、故・栗林勝廣さんです。
栗林さんは、昭和38年に野毛山動物園で飼育員としてのキャリアをスタートさせたのち、野毛山動物園飼育主任、ズーラシア飼育チーフ、そしてズーラシア飼育係長を歴任され、野毛山動物園をはじめ横浜の動物園の歴史を作ってこられた、大先輩の中のお一人です。
私が横浜市緑の協会の採用試験を受験した時の面接官であり、その後ズーラシアに配属された際の直属の係長でもありました。

栗林さんは豊富な経験をお持ちで、また、手先がとても器用であったため、多くの技術を伝えながら若い職員たちを育ててくださいました。
人柄も温厚で、ある時、「なぜ自分を採用してくれたのですか?」と尋ねたところ、「伊原が一番元気で声が大きかったからだよ」と、笑いながら話されていたことが、二十数年経った今でも懐かしく思い出されます。

栗林さん始め、多くの偉大な先輩の方々が、75年に渡る横浜の動物園の歴史を紡いできてくださいました。
非常に微力な存在ではありますが、先輩方が作ってきた歴史を次の世代に繋げていけたら・・と、大先輩の写真を見ながら改めて心に思ったのです。
※野毛山動物園は、令和9年1月7日より、リニューアル工事のため休園となります。
(飼育展示係長 伊原)