久々の登場

先日、約1年ぶりにルビー（アルビノ・♂）とウッシー（♂）をウォークスルーに出しました。

以前は現在のウォークスルー展示チームのメスたちと一緒に、彼らもウォークスルーで展示していました。金沢動物園では飼育管理の一環でオオカンガルーの繁殖を一時休止しているので、その兼ね合いでルビーとウッシーはバックヤードで飼育しています。しかし、彼らは非常に穏やかな性格で、ちょっとやそっとの物音にはまったく動じません。とってもウォークスルー向きな、安全なオス個体なのです。

5月は休園日がないので、ウォークスルーの整備をしたかったこの日、試験的に出してみました。

はじめは辺りを伺っていた2頭でしたが、徐々に調子を取り戻し、のびのびと過ごす姿が見られました。

ガラス側の展示場に出ているオスたちも、ルビーとウッシーに会うのは1年ぶり。『あのオスはなんだ！』と、ざわついていました。若々しかったルビーも金沢のオスの中では最高齢の14才、どんなに他のオスたちが騒いでいても、柵さえあれば余裕のこの様子。さすがです。

一通り探索が終わった午後には、のんびり昼寝をしていました。

協力的な2頭のおかげで、当初の目的のウォークスルー整備もしっかり出来ました。

久しぶりのウォークスルーでもブランクを感じさせない寛ぎっぷりが見られたので、これからも健康管理の一環として平日に不定期でこの2頭をウォークスルーに出す日を設けようかと思っています。展示の日時は2頭の体調次第なので、事前の予告は出来ません。ご了承ください。

（しばた）

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