チンパンジーの１５年　その陸　～新しい仲間編～

前回のブログ：チンパンジーの15年　その伍　～旅立ち変～

かみね動物園からやってきたのは　ゴウ（メス　当時10才）。

到着後は落ち着いていて、飼育員からハチミツ水をもらい

寝室のハンモックの上でくつろぎました。

その翌日から少しずつ、先住の9頭のチンパンジーとの同居練習を始めたのですが・・・。

1才まで飼育員に育てられたゴウは、新しい群れの中でのコミュニケーションが少し苦手な様子。

なかなか群れになじめないゴウを助けたのは、リーダーのカズヤ（右端見切れ）と、

最年少のハル！
　

群れに慣れるだけではなく、ゴウは「広い展示場に出て、帰ってくる。」という練習もしなければなりませんでした。

他のチンパンジーに囲まれ緊張気味のゴウを助けるのは、

やはり、ハル！

フクがいなくなったハルの寂しさをゴウが、新しい群れの中でのゴウの不安をハルが癒しているのでしょうか？

群れ入りはゴウのペースでゆっくりと進められ、色々な試練を乗り越え、今ではすっかり群れの一員になりました。

ゴウが「ズーラシアのチンパンジー」になったころ・・・。



あれっ？
サチコのお腹にいるのは？？？


（飼育展示係：おぐら）

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