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国内の展示個体で最高齢、キノコの写真

更新日:2022.04.25国内の展示個体で最高齢、キノコ

更新日:2022.04.25

国内の展示個体で最高齢、キノコ

今回のカンガルーは、キノコです。2004年8月26日生まれのキノコは、年齢は現在国内のオオカンガルーの中で第2位の高齢個体です。

キノコ1.jpg

ちなみに最高齢のオオカンガルーは、金沢のバックヤードにいる2004年8月4日生まれのジャイコ(メス)です。ただジャイコは現在展示していないので、ややこしい話にはなりますが、キノコは展示個体の中で最高齢のオオカンガルーです☆彡

  

キノコといえば赤い耳タグです。以前(15年以上前)は、個体識別のために耳タグをつけていました。キノコのタグは、この時代の名残です。近年はみなさんご存知のとおり、顔や体の特徴で見分けているので、タグは付けていません。

前髪は、いまいちラインがよく分かりません。鼻筋は太くくっきりです。

前髪と鼻筋.jpg

キノコの直系のこどもたちは比較的、この鼻筋を受け継いでいる気がします。

キノコ2.jpg

キノコ3.jpg

年のせいか、ぽやーんとした表情が多いキノコ。

時折若い個体に追われることもあり、展示場では1頭離れた場所でのんびりしています。

それ以外では目立った病気もなく、食欲も旺盛。とても元気なおばあちゃんです。

キノコの口.jpg

また暑い夏がやってきて、高齢のキノコにはつらい季節になります。

日々の体調を見ながら、キノコの意思を尊重しながら、本人のペースでのんびり余生をすごしてもらいたいなと思っています。

キノコ正面.jpg

(しばた)