更新日:2025.12.06環境学習講座「漁港見学とアナゴのさばき方」を実施しました
更新日:2025.12.06
環境学習講座「漁港見学とアナゴのさばき方」を実施しました
11月30日に実施した「漁港見学とアナゴのさばき方」の講座では横浜市漁業協同組合本所・柴支所にご協力いただき、漁港内でタッチプールを行いました。
漁師さんが獲ってきてくれたクロアナゴ、ヌタウナギ、タコ、ヒトデ、カニ、シャコ、ナマコなど様々な種類の生き物を見て、触って観察しました。
みなさんはじめは恐る恐るでしたが、慣れてくるとヌルヌルの粘液をたくさん出すヌタウナギ、体長ほども立ち上がるクロアナゴも大胆につかんでいました。



講師は柴漁港の漁師、齋田芳之さんです。柴漁港で水揚げされる魚の種類やアナゴ漁や近年解明されてきたアナゴの産卵場所など興味深いお話を聞かせていただきました。

講座の後半は海の公園に移動して、アナゴのさばき方の実演です。
齋田さんのもとで漁師をしている緒川さんと柴漁港の事務長遠藤さんの見事な包丁さばきを見せていただきました。


さばいたアナゴはその場で天ぷらにして試食しました。
肉厚でふわふわ。
ほんとうにおいしくて、あちらこちらから「おいしい!」「もっと食べたい!」 の声があがります。

骨は素揚げで、骨せんべいに。
こちらもポリポリでとてもおいしく、大好評でした。

座学では小さなサイズのアナゴを逃がしてあげられるアナゴ筒漁のことや、海水温の上昇やアマモの減少など環境の変化により水揚げされる魚の種類や量が近年変わってきていることなどを動画やスライドで説明していただきました。

ご参加いただいたみなさまには、漁港や漁業について見て、触って、食して、楽しく学んでいただけたのではないでしょうか。
おいしいお魚が食卓から消えることがないように、温暖化やマイクロプラスチックなどの環境問題にも目を向け、日々の生活の中でできるこを考えるきっかけにしていただけたらと思います。