
更新日:2025.06.14「磯場の生きもの観察」を実施しました
更新日:2025.06.14
「磯場の生きもの観察」を実施しました
6月14日に横浜八景島・シーパラダイス学芸員の野村俊介氏を講師に迎えて、環境講座「磯場の生きもの観察」を実施しました。
磯場で観察する際の潮の満ち引きや服装などの注意点や、磯場で見られる生きもの、また危険な生きものなどについてお話ししていただきました。
座学の後は実際に磯場での生きもの観察です。
どんな生きものに出会えるでしょうか。
イソガニ、ヤドカリ、テッポウエビ、ハゼ、メジナ、ダイナンギンポなどたくさんの生きものをみつけることができました。
これらの生きものについて、野村さんに解説をしていただきました。
ゴカイの卵
ウミウシ
磯場には多くの生きものが生息していることがわかります。
しかし残念なことにプラゴミもたくさん流れ着いています。
プラゴミの影響についても野村さんに教えていただきました。
「海に漂うプラスチックの食品の袋などは時間の経過とともに波にもまれたり、紫外線の影響で印刷が薄れ、やがて透明になっていきます。それらはウミガメやイルカなどがクラゲと間違えて飲み込んでしまう事故の原因になるるだけではありません。更に時間の経過とともに劣化が進みどんどん千切れていき、やがては目に見えないほど小さくなりますが、海から無くなることはありません。魚の体内に取り込まれ、私たちはその魚を食べることになります。」
ご参加いただいたみなさまには、磯場の生きもの観察を楽しみ、また多くを学んでいただけたのではないでしょうか。そして広く環境問題を考えるきっかけにもしていただけたらと思います。