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自然のモビール、ツリフネソウの写真

更新日:2025.09.24自然のモビール、ツリフネソウ

更新日:2025.09.24

自然のモビール、ツリフネソウ

数日前までの残暑が嘘のように、すっかりさわやかな季節になってきました。

今日は児童遊園地の池で、かわいらしい花の群生に目を奪われました。

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この花は「ツリフネソウ」。ツリフネソウ科ツリフネソウ属の多年草で、日本では北海道から九州まで、湿った山地や林の縁などに広く自生しています。 赤紫色の花には3枚の萼と3枚の唇形の花弁があり、特に印象的なのは、後方に伸びる「距(きょ)」と呼ばれる部分。くるりと巻いたその形は、まるで帆掛け船が吊り下げられているようで、名前の由来にもなっています。

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ツリフネソウの学名は Impatiens textorii Miq.。 この「インパチェンス(Impatiens)」という属名は、「我慢できない(impatient)」というラテン語に由来しており、熟した種子が触れると勢いよく弾けて飛ぶ性質から名付けられました。 同じ属にホウセンカも含まれており、ツリフネソウもまた、種子が熟すと弾けて飛ぶというユニークな特徴を持っています。

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池から遊具広場へと続く階段の近くで、ツリフネソウの群生を見ることができます。 お近くにお越しの際は、モビールのように揺れる可憐なツリフネソウを、ぜひじっくり観察してみてください。