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庭園散歩【2025年4月20日】の写真

更新日:2025.04.20庭園散歩【2025年4月20日】

更新日:2025.04.20

庭園散歩【2025年4月20日】

 本日は少し風の強い曇り空。

 3月から咲き始めた桜はカンザン、ギョイコウ、ウコンを残すのみ。咲き終わりに近づいています。 桜に替わり、ツツジが見ごろを迎えています。

 10時から庭園散歩を開催しました。講師は横浜市こども植物園の元園長、六浦勉さんです。

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 テーマは「ツツジ」 

 落葉性のツツジは開花が早く、ミツバツツジ、ゲンカイツツジなどは咲き終わり、 今は常緑性のツツジが開花しています。

 ▼資料

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 つつじの仲間は根が菌と共生関係にあるものが多く、ほかの植物への阻害物質を出したり、動物や微生物から守るために毒素を持つものがあります。

 ▼ヤマブキ(バラ科)~もみじ坂~

 落葉低木。園内には一重のヤマブキ、ヤエヤマブキ、シロヤマブキが植栽されています。ヤエヤマブキは雌しべが退化し、雄蕊が変化して花弁になったため、結実しません。

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 ▼ホウチャクソウ(イヌサフラン科)~もみじ坂~

 全草毒草。名前の由来は寺院の四隅に吊り下げられた飾り(宝鐸)に花の形が似ることから。

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 ▼エビネ(ユリ科)~山野草の小径~

 別名、ジエビネ。環境省レッドリストの準絶滅危惧に指定されています。現在は無菌播種による人工増殖技術が確立されているため、個体数の減少が回復したという報告があります。

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 ▼クゲヌマラン(ラン科)~内苑~

 藤沢市の鵠沼地区で発見されたことが名前の由来です。

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 ▼ハナイカダ(ハナイカダ科)~山野草の小径~

 葉の中央に花を咲かせる珍しい植物。葉を筏に見立てて船頭(花)を乗せたように見えることが名前の由来です。

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 ▼ムサシアブミ(サトイモ科)~もみじ谷~

 花に見えるものは仏炎苞です。この形が鎧に似ていること、武蔵の国で作られた鎧が良質であったのが名前の由来です。

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 ▼ヒカゲツツジ(ツツジ科)~内苑~

 日陰の環境に適しており、毎年花を咲かせます。

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 ▼鎌倉美人(ツツジ科)~内苑~

 ミツバツツジの園芸品種

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 ▼淀川ツツジ(ツツジ科)~内苑~

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 ▼クロバナロウバイ(ロウバイ科)~内苑~

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 ▼モチツツジ(ツツジ科)~内苑~

 花柄や葉に粘り気があり、餅や鳥もちに似ていることが名前の由来です。

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 ▼ヒラドツツジ(ツツジ科)~つつじ園~

 美しく大きな花を咲かせ、栽培も容易なことから様々な公園や生け垣などに植栽されます。

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  ▼ハナミズキ(ミズキ科)~つつじ園~

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 ▼シャガ(アヤメ科)~北遠路~

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 ▼シャクナゲ(ツツジ科)~シャクナゲ園~

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 ▼ボタン(ボタン科)~芝生広場~

 根が弱いため、シャクヤクを台木にして栽培されます。

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 初春にソシンロウバイやマンサクから始まった花のリレー。アジサイまで様々な花が園内を彩ります。

 次回の庭園散歩は5月18日(日)10:00~11:00

 申し込みは5月10日(土)9:30~ 来館またはお電話で受付します。

 お誘いあわせの上、お越しください。