
更新日:2018.11.01秋のいきものたち
更新日:2018.11.01
秋のいきものたち
このごろは、澄んだ青空がとても美しい秋の日が続いています。
児童遊園地では植物だけなく、昆虫など動物たちも秋の過ごし方をしています。
まずは渡りをすることで有名なアサギマダラ。
アサギマダラは、海を渡って沖縄や台湾まで渡る個体もあるそうです。
冬はあたたかい地方ですごし、夏になると涼しい高地ですごします。
児童遊園地で観察した個体は、これからどこまで旅するのでしょう?
6月のブログでご紹介したニホンミツバチは、
そろそろ冬越しの準備をはじめています。
気温があがってあたたかくなると、
もぞもぞと動き出して、冬の食料(蜜)を集めにでかけます。
ミツバチが飛んでいくのをみていたら、
前と違ってずいぶんゆっくりと飛んでいきます。
帰ってくるときも、ふらふらーとゆっくりです。
どうしたのかなあとしばらく観察していたら、
ミツバチの巣のまわりはたくさんのクモの巣で囲まれています。
どうやらミツバチはクモの巣を上手に避けて飛んでいるようです。
数えてみたら10個以上、クモの巣がありました。
ジョロウグモが多いようです。
ミツバチの出入口のそばに巣をはって、
効率的に獲物を捕らえる作戦ですね。
ジョロウグモは秋にたくさんのエサを食べて、
卵を産みます。
栄養を蓄えて体が大きいメスは、
たくさんの卵を産むことができます。
そんなクモや昆虫をよく食べるのがジョウビタキ。
ジョウビタキは、中国やロシアから寒さを逃れて日本にやってくる冬鳥です。
この日もせわしなく地面に降りては、昆虫をついばんでいました。
生きものたちは、
それぞれの暮らし方がありますので、
どうぞあたたかく見守ってあげてくださいね。
秋晴れの公園で、少したちどまって、
いろいろな生きもの観察をしてみてください。