更新日:2018.05.13エゴノキのおはなし
更新日:2018.05.13
エゴノキのおはなし
公園のエゴノキに、たくさんの昆虫がやってきていましたので、
みなさんにご紹介します。
エゴノキの花の蜜や花粉集めに、みんな夢中です。
この昆虫たちのおかげで、夏にはたくさんの小さな実がつきます。
そうして実ったエゴノキの実は、秋から冬にかけて、
小鳥たちの大切な食料になりますよ。
さて、エゴノキをよくみると、
くるくるっとなった葉がたくさんぶらさがっています。
よーくさがすと、あちらにもこちらにも・・・。
実は、これある昆虫がつくったものです。
・・・いました、いました
エゴツルクビオトシブミさんです!
このオトシブミは、
エゴノキの葉を器用にくるくるっとまるめて、
その中に卵を産みます。
幼虫は、まわりの葉を食べて大きくなります。
オトシブミにはたくさんの種類がいて、
こうして卵を産むために葉を加工する性質のある昆虫の総称です。
卵のはいった葉のかたまりを、
まるで、誰かが落としていった巻物の手紙(落し文)のようなので、
オトシブミと名がついたそうです。
エゴノキは、ほかにもおもしろエピソードがたくさんあるので、
またの機会にご紹介する予定です。
お楽しみに!
最後に珍しいピンク色のエゴノキです。
児童遊園地のお隣のこども植物園で咲いていますので、
ぜひ、みにきてくださいね!!