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イヌビワの果実が色づきはじめてきましたの写真

更新日:2026.09.03イヌビワの果実が色づきはじめてきました

更新日:2026.09.03

イヌビワの果実が色づきはじめてきました

こども植物園の園路脇でイヌビワの果実が赤く色づきはじめてきました。
2026.9.4イヌビワ雄果嚢1.jpg
イヌビワはクワ科イチジク属の落葉低木で、名前にビワと付いていても
イチジクのように花嚢が出来、そのまま熟して果嚢になります。
雌雄異株のため雄株に雄花、雌株に雌花がつきます。花の外観は緑色の玉のようで、雌雄似ています。
2026.9.3イヌビワ雄果嚢2.jpg
↑イヌビワ雄株 雄果嚢 緑色の花嚢から少し卵形になり斑点があり、赤く色づき果嚢になります。
2026.9.3イヌビワ雌果嚢2.jpg
↑イヌビワ雌株 雌果嚢 雄果嚢に比べて斑点がなく丸いかたちのままで艶があり、
 これから熟すとさらに黒赤色になります。

イヌビワは、イヌビワコバチという体長1.4~3.0㎜の小さな蜂の繫殖と生存を支え合う精巧な
共生システムを形成しています。イヌビワコバチは、イヌビワの雄花の花嚢のなかでのみ交尾・産卵し
幼虫は花嚢の子房を食べて成虫になります。イヌビワコバチの雄♂には羽がなく、交尾を終えると花嚢から外に
出ることなく死んでしまいます。イヌビワコバチの雌♀には羽があり、交尾後花嚢から飛び立つ際に体に雄花の
花粉を体中に付け、他の花嚢へと飛んでいきます。雄花の花嚢のなかに飛んで入ったコバチの雌♀は産卵しますが、
雌花の花嚢のなかに飛んで入ったコバチの雌♀は、長い花柱に阻まれて産卵管が届かず産卵できません。
体についた雄花の花粉を雌花に授粉させる役目を果たすことで、イヌビワは種子を形成します。

少し難しい話になりましたが、色づきはじめたイヌビワの果嚢を是非ご覧ください。