
更新日:2025.08.15段ボールとコアリクイ
段ボールとコアリクイ
皆さまこんにちは。ミナミコアリクイの担当者です。
前回は"野草とダチョウ"についてお話しましたが、今回は"段ボールとコアリクイ"についてお話したいと思います。
さて、こちらの段ボールですが、表面に『こまつな』と書いてある通り、
もともとは動物の餌となる小松菜が入っていた段ボールです。
テープを使わずとも蓋を閉めることができるタイプの段ボールで、環境にも優しい製品です。
小松菜を運ぶ役目を終えたこちらが何に役立つのかというと...
アリクイのおもちゃになるんです!
飼料担当からいただいた二つの段ボールは、それぞれアン、このはの寝室に一つずつ設置しました。
(アンの寝室)
(このはの寝室)
画像に写っているのはどちちらもこのはです。素敵にポーズをとってくれているように見えますね。
野生のミナミコアリクイは、木の皮をはがしたり、朽木を崩したりしてその中にいるアリを食べる動物ですので、「はがす」「壊す」といった行動をよくとります。
せっかく作ったテーブルや、餌皿を置くための木枠を夜な夜な壊されていってしまっては困りますので、代わりに思う存分壊せる物をご用意しました。(テープやホッチキスを使用していない、安全な段ボールです)
さて、設置から約二時間後の、このはの段ボールがこちらです。
既に、するどい爪でぷすぷすと穴を開けられていますね...
早速遊んでくれたようで嬉しい限りです。
その日の夕方、アンとこのは共に段ボールに潜り込む様子が確認できました。
(アン)
(このは)
それでは以下、コアリクイによってボロボロになってしまった段ボール、及び段ボールとコアリクイのコラボショットをお送りします!
(アンとこのはによる共同作品)
(ボロボロの散り散りになった段ボール)
(段ボールから顔を出すこのは)
(段ボールを乗せたアン)
野毛山動物園のコアリクイに会いに来た際は、ぜひ段ボールの様子ものぞいてみてくださいね。
【段ボールという言葉がゲシュタルト崩壊しかけているコアリクイ担当 しも】