ここはどこでしょう？

この写真を見て、みなさんは何処かわかりますか？

写真をみてわかる人は、まずいないでしょう。

僕ですら年に数回来るか来ないかの場所です。

正解は・・・

ヨウスコウワニの展示場裏です。

天井扇の後ろにある足場みたいなところから撮影したのが先ほどの写真です。

ちなみにどうやって行くかというと、爬虫類館の秘密の扉をあけて、鉄骨をよじ登っていきます。

屋根裏を鉄骨を避けながら移動していくと・・・

一枚目の空間に辿りつきます。

ちなみにこの空間は熱が逃げないので、冬でも汗だくになります。

この場所に来た理由は、ただ日光浴しにきたわけでなく、寒冷紗を貼りにきました。

なぜ、このようなことをしたかというと、ヨウスコウワニは、ワニの仲間で唯一冬眠する動物です。

そのため、本来であれば冬季は地面や木の下に潜りこみ冬眠しますが、野毛山動物園の施設では、冬眠させるのは施設上できないため、例年冬の間は、水位や水温を下げたり、明かりの照射量を低下させたりと疑似的に冬の様子を再現させて季節を感じてもらうことにしています。

そうすることで、春季の発情を誘発させることに繋がります。

屋根裏での作業なので開園日にも行えますが、昨年開園日に作業をしていてお客様と目が合い注目を浴びてしまったので、今年は休園日に人知れず行いました。

飼育展示係　大滝

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