キリン舎の落ち葉との静かな戦い...

さて、この後ろ姿がだれかわかりますか？？

ヒントは角。角の先に毛がありません。

さらに、全身の姿を見れば、わかりますよね？

正解は「そら」でした♪オス（大人）の大きな2本の角の先には毛がないので、ここで「そら」か「モミジ」か判断できますよ。

さて、写真の「そら」が寄り添っていた大きな木はケヤキです。中展示場と大展示場に1本ずつ大きなケヤキが立っています。

2頭の背後に見えるのがケヤキです。ちなみに、緑がかぶっていて見えにくいですが、2頭が食べているのもケヤキです。

このケヤキ、夏は青々とした葉が生い茂って日陰を作り、美味しいエサにもなり、冬には葉が落ち、展示場に日なたを作ってくれる動物たちにとって必要な木なのですが...初冬には担当者を悩ますことがあります。

緑色の葉が茶色に変わり、パラパラと舞う季節になりました。そして、展示場一面に積もりゆく落ち葉。

いくつもの落ち葉の山が築かれています。。。

毎日、朝夕と落ち葉拾いをするのですが、その量が半端ないのです。開園前と閉園後に180Lの袋で4袋程度を集めます。それが毎日毎日...1か月以上続くのです（涙）休園日にいたっては10袋近くを集めることも...

落ち葉が積もると、キリンの蹄ケアのために展示場に敷いている火山礫が埋もれてしまったり、雨が降れば地面が乾きにくくなってぬかるみの原因になってしまうので、せっせと担当者は落ち葉をかき集め続け、ついに落ち葉の季節もほぼ終わりを迎えました（嬉）

また春に新芽が芽吹くまで、日の短い冬の陽だまりを動物たちには楽しんでほしいと思います。

（飼育展示係　落合）

• この記事をシェアする
• Facebook
• Twitter
• LINEで送る