ベーリック・ホールのご紹介
イギリス人貿易商B.R.ベリック氏の邸宅として、昭和5(1930)年に設計されました。第二次世界大戦前まで住宅として使用された後、昭和31(1956)年に遺族より宗教法人カトリック・マリア会に寄贈されました。その後、平成12(2000)年まで、セント・ジョセフ・インターナショナル・スクールの寄宿舎として使用されていました。
現存する戦前の山手外国人住宅の中では最大規模の建物で、設計したのはアメリカ人建築家J.H.モーガンです。モーガンは、山手111番館や山手聖公会、根岸競馬場など数多くの建築物を残しています。約600坪の敷地に建つべーリック・ホールは、スパニッシュスタイルを基調とし、外観は玄関の3連アーチや、クワットレフォイルと呼ばれる小窓、瓦屋根をもつ煙突など、多彩な装飾が施されています。内部も、広いリビングルームやパームルーム、アルコーブや化粧梁組天井が特徴のダイニングルーム、白と黒のタイル張りの床、玄関や階段のアイアンワーク、また子息の部屋の壁はフレスコ技法を用いて復原されていることなど、建築学的にも価値のある建物です。
平成13(2001)年に横浜市は、建物の所在する用地を元町公園の拡張区域として買収するとともに、建物については宗教法人カトリック・マリア会から寄贈を受けました。復原・改修等の工事を経て、平成14(2002)年から、建物と庭園を一般公開しています。
基本情報
施設概要 | 昭和5(1930)年築 横浜市認定歴史的建造物 |
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所在地 | 横浜市中区山手町72 |
開館時間 | 9:30~17:00 |
休館日 | 第2水曜日(休日の場合は翌日) 年末年始(12月29日~1月3日) |
アクセス | 交通案内はこちら |
問合せ先 | ベーリック・ホール TEL・FAX:045-663-5685 |
館内の見どころ | 館内の見どころはこちら |
主な施設・サービス | 西洋館ウェディング バリアフリー 館内にAEDの設置あり |
山手西洋館グッズ | グッズ紹介 |
その他の施設 | 元町公園 |
利用上のルールとお願い
- 館内は備えつけのスリッパに履き替えて見学してください。床面保護のため、ご協力をよろしくお願いします。
- 駐車場はありませんので、公共の交通機関または近隣の駐車場をご利用ください。
写真撮影についてのお願い
館内の撮影に関しましては、事故防止、重要文化財・歴史的建造物保護のため、また来館者の皆様に気持ち良くご利用いただくため、下記の点にご留意いただきますよう、ご理解とご協力をお願いします。
- 他の来館者の迷惑にならないよう、記念写真程度でお願いします。
一ヶ所に長時間留まっての撮影、動画や接写、通行の妨げになる撮影もご遠慮ください。 - 装飾品、家具、壁には触れないようお願いします。また、荷物を置いたままにしないようお願いします。
- 機材(三脚、レフ板、自撮り棒など)を用いての撮影はご遠慮ください。
- 館内で撮影の指導や、写真の講評はご遠慮ください。
- 商業目的や占有使用の撮影は、事前に横浜市の許可が必要です。 詳細はこちら