Bluff No.234山手234番館

昭和2(1927)年頃に外国人向けの共同住宅(アパートメントハウス)として、現在の敷地に建てられました。ここは関東大震災の復興事業の一つで、横浜を離れた外国人に戻ってもらうために建設された経緯があります。設計者は、隣接する山手89-6番館(現「えの木てい」)と同じ、朝香吉蔵です。
建設当時は、4つの同一形式の住戸が、中央部分の玄関ポーチを挟んで対称的に向かい合い、上下に重なる構成をもっていました。3LDKの間取りは、合理的かつコンパクトにまとめられています。また、洋風住宅の標準的な要素である、上げ下げ窓や鎧戸、煙突なども簡素な仕様で採用され、震災後の洋風住宅の意匠の典型といえます。
第2次世界大戦後の米軍による接収などを経て、昭和50年代頃までアパートメントとして使用されていましたが、平成元(1989)年に横浜市が歴史的景観の保全を目的に取得しました。平成9(1997)年から保全改修工事を行い、平成11(1999)年から一般公開しています。1階は再現された居間や山手234番館の歴史についてパネルを展示しています。2階は貸しスペースとして、ギャラリー展示や会議等に利用されています。
EVENTイベント
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- 2023.06.07 10月分ギャラリー・ホールの抽選につきまして【6/7更新】 山手西洋館
- 2023.06.04 山手234番館 貸しスペース空き状況につきまして【6/4更新】
- 2023.06.02 花と器のハーモニー2023での入館および撮影について 山手西洋館
- 2023.06.02 花と器のハーモニー2023 館内撮影についてのお願い 山手西洋館
- 2023.06.02 花と器のハーモニー2023最終入館につきまして 山手西洋館
- 2023.05.26 【採用情報】エリスマン邸喫茶室 スタッフを募集します 山手西洋館
- 2023.05.20 横浜山手西洋館2023年6~7月「ギャラリー・ホール」催し物情報 山手西洋館
- 2023.05.20 【写真撮影プレミアム開館】1枠中止について 山手西洋館
- 2023.05.20 山手通信143号を発行しました。 山手西洋館
- 2023.05.18 横浜市イギリス館・山手111番館 館内ガイド(6月)中止のお知らせ 山手西洋館