更新日:2026.02.18近くで見られる鳥③
近くで見られる鳥③
イソヒヨドリは横浜の辺りでは1年を通して見ることができます。
「磯(いそ)」と名に付くくらい海辺でよく見かける鳥ですが、海辺から離れた高い崖などに巣を作って雛を育てるので、海辺から20~30km離れた内陸部でも見かけることが少なくありません。
名前に「ヒヨドリ」と付いていますが、スズメ目ヒヨドリ科のヒヨドリとは近いなかまではなく、イソヒヨドリはスズメ目ヒタキ科で、「近くで見られる鳥②」で紹介したジョウビタキに近いなかまです。
なぜ「磯ヒヨドリ」と呼ばれるようになったのかといえば、ヒヨドリのような高い声で鳴くからだと考えられています。ただ、高い声といってもヒヨドリは「ヒー」とか「ヒーヨ」とか、単調な長い声で鳴くことが多く、夏から秋にかけては「ピージュクジュクチュイ」などと鳴く声も聞かれます。
イソヒヨドリはまさに歌うかのような、抑揚に富んだ鳴き声で、鳴き方も多彩です。特に繁殖期の春から初夏にかけては、高い崖ならぬマンションとか大型商業施設とか生コン工場のベルトコンベアのてっぺんとか、高い所から歌う声が広く響きます。イソヒヨドリの雄は育雛(いくすう=子育て)にも参加して、虫やトカゲなどを雛の口にせっせと運びます。
ちなみに雌は目立つツートンカラーではなく、地味な灰色っぽい色の鳥です。
虫が主な餌なので、アカハラやジョウビタキと同じように虫がいそうな所を探しに来ます。
▲虫がいそうな所をガサガサつついて探します(画像をクリックすると動画が流れます)
鳴き声が特徴的なので、同じような鳴き声を発するものには敏感です。口笛など吹くと「ここにライバルがいるのかな?」と熱心に聞いていたりします。
▲管理事務所近くの物置の上で周囲を観察中(画像をクリックすると動画が流れます)
横浜近辺では珍しい鳥ではありませんが、見た目も声も特徴的な鳥なので、見つけたら「幸せの青い鳥だ」と思うと、気分がポジティブになるきっかけにできそうです。
[桐]