ピーコさん来園57周年を迎えました

1966年12月8日に推定1歳で来園したピーコさんが、
本日来園57周年を迎え、
推定58歳になりました。

ピーコさんと初めて出会ってからもうすぐ丸4年。
最近のピーコさんを見ていると、
背中が丸まり体も細くなってきて、
だいぶ年老いてきたなぁというのが正直な感想です。

全体の食事量も、
ここ最近ずいぶん減ってきました。
昔から食へのこだわりは強かったのですが、
最近はさらに食いムラが目立つようになり、
食べたくないメニューは絶対口にしない、
本来好きなメニューもある日は食べ、
ある日は口にしない、といった事もあります。

目先を変えると興味を持って食べてくれることもあるので、
例えば同じサツマイモでも、ある日は生で与え、ある日は蒸して与え、
同じペレットでもある日はそのまま与え、ある日はお湯でふやかして与えと、
少しでもたくさん食べてもらえるように日々試行錯誤しております。

また常に若い個体と一緒にいると体力的にも疲れてしまうので、
今年から夜間は完全に一人個室で休ませ、
日中も週1,2回は他個体と分けて、
のんびり過ごしてもらうようにしました。

そんな最近のピーコさんですが、
7歳のコウタロウや最年少コハルの良き遊び相手になってあげるなど、
心優しい性格は今も全く変わりません。

来園から57年間、野毛山動物園のために尽くしてきてくれたピーコさん。
これからも少しでも心身ともに健康な暮らしが送れるよう、
野毛山動物園スタッフ一同、尽力してきたいと思います。
ピーコさん、57年間本当にありがとう。
これからも元気に長生きしてね。

（チンパンジー係4年生　伊原）

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