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更新日:2019.11.12立冬を迎えて

更新日:2019.11.12

立冬を迎えて

立冬をすぎ暦の上ではもう冬だそうです。

金沢自然公園では、台風被害もようやく落ち着き季節ごとの様々な植物を見ることができます。

冬の代名詞といえる?サザンカも各所で花を咲かせています。

サザンカは日本固有種で元は白い一重の花が特徴でしたが、江戸初期から園芸品種の開発が進み今では約300種類ものサザンカがあるとされています。

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よく似たツバキは、サザンカが咲いた年明けごろでしょうか、すこし遅れて咲き始め、寒い冬を超えて春ごろまで咲く種類もあるそうです。

ha20191108-4 ツバキ.jpg

また、昔からサザンカもツバキも実の油が生活の様々なところに活用されていました。

今でも髪に使うのはツバキ油がいいともいわれます。

材も固くしっかりしているため、鍬の柄や算盤玉にも使われていたそうです。木炭にしても火持ちがいいそうです。

ほかにも水の谷ではそろそろツワブキも見ごろになるのではないでしょうか。

花茎がぐんとのびて咲く黄色い花はこれからの花の無い季節には貴重な花卉です。

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日影に強く、わりとしめった場所でもよく育つのでお庭でも使いやすいのではないでしょうか。ツワブキも九州のほうではキャラブキといって茎を甘辛く炒めて食べたりもします。

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少しひんやりとしてくる季節ですが、お散歩するにはぴったりのこの季節、紅葉ももう少しでしょうか。ぜひ金沢自然公園に遊びに来てください♪

(らん)