金沢動物園公式サイト

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金沢動物園とは

世界の希少草食動物を中心に飼育

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金沢動物園は横浜市の南部に位置し、ハイキングコースで繋がる円海山・北鎌倉近郊緑地保全区域やいくつかの市民の森に囲まれた緑豊かな金沢自然公園内にあり、世界の希少草食動物を中心に飼育しています。
園内は、動物を生息地別にアメリカ区・ユーラシア区・オセアニア区・アフリカ区の4大陸に分け展示しています。
その他、ポニー・ヤギ・ヒツジなど家畜のいる『ほのぼの広場』やレストハウス・休憩広場があり、1日を通して動物や自然を愛でながら散策を楽しめます。
また、丘陵地帯のため眺望が良く、『しいの木山展望台』からは眼下に海の公園、八景島をはじめ東京湾、観音崎、遠くは房総半島などを眺めることができます。

園長から皆様へ

金沢動物園は、横浜市最大級の緑に囲まれた金沢自然公園の中にある動物園です。深い緑の中で、野鳥のさえずりや虫の鳴き声に囲まれ、ゆったりとくらす動物に出会うことができます。

1982年の開園当初から飼育をしてきた世界の希少草食動物のほか、金沢動物園では、2006年にヤギやヒツジなど家畜にふれあえるほのぼの広場を整備、2015年に地域のいきものを守り学べる身近ないきもの館をオープン、2016年にオセアニア区のリニューアルによりカンガルーの展示場がウォークスルー形式となり、「動物たちとのふれあいと、 横浜南部の緑豊かな自然を感じながら、命の大切さに気づく動物園」として、動物を身近に感じていただけるよう、取り組みを進めてきました。ここでは、小さな昆虫から大きなゾウまで、どのいきものも当たり前に精一杯毎日を生きていることがわかります。私たち動物園のスタッフがその生き方を学び、彼らのより豊かなくらしをサポートすることを通じて、動物園を取り巻くみなさまにも、かけがえのない命の大切さにふれていただければと願っています。

 

とりわけ金沢動物園では、希少な野生動物だけでなく、身の回りの自然の中で姿を消してしまうかもしれない小さないきものの保全に力を入れています。自然に目を向ければ、たくさんの命があふれています。金沢動物園、金沢自然公園への来園を通じて、一人でも多くのみなさまが生態系の一員として、そのバランスの中に存在していることを認識し、自然の力のすばらしさをみなさまと一緒に実感することができる動物園でありたいと思います。

 

金沢動物園にはおよそ50種、1,000個体もの動物がくらしています。また、金沢自然公園には、絶滅危惧種のミゾゴイ等多種多様な野鳥のほか、ヤマアカガエルやミヤマクワガタ等の小さないきもの、アマナ等の山野草をはじめとするこれまで市域に生息していた様々な命が息づいています。市内有数の生物多様性保全施設である金沢動物園へ、四季折々のいきものに会いにぜひご来園ください。

みなさまと出会い、思いがけずすてきななにかがはじまっていくことをたのしみにしています。

園長 長倉 かすみ

沿革

金沢動物園の成り立ちを、当時のエピソードを交え、ご紹介します。

北アメリカ部分の公開 1982年~

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1975年(昭和50年)3月、金沢自然公園基本構想がまとまり、金沢動物園の建設が始まりました。
1982年(昭和57年)2月に北アメリカ部分が完成し、3月17日に野毛山動物園の分園として部分開園しました。
プロングホーン3頭、シロイワヤギ3頭、オオツノヒツジ4頭でのスタートでした。

南アメリカ部分の公開 1984年~

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1984年(昭和59年)南アメリカ部分が完成しました。はじめはビクーナ、コモンレア、ブラジルバク、カモハクチョウの4種が飼育展示されました。
このうちビクーナ以外は当初計画と違う動物種でした。
コモンレアはダーウィンレアの、ブラジルバクはベアードバクの、そしてカモハクチョウはクロエリハクチョウの代わりとして入園しました。
もちろん、その後無事に計画していた種に切り替えられました。金沢動物園の黎明期はこうした代役たちに支えられたのです。

ユーラシア区の公開 1985年~

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1985年(昭和60年)、ユーラシア区が完成しました。
ローランドアノア、ガウル、インドゾウ、インドサイ、スーチョワンバーラル、タンチョウはこの年に入園しました。
ニホンカモシカとカンスーアカシカは、事前に野毛山動物園から入園しました。

オセアニア区の公開 1986年~

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1986年(昭和61年)オセアニア区が完成しました。この年の10月、オーストラリア・クイーンズランド州からクイーンズランドコアラのオス2頭が寄贈されました。
その他、オーストラリアヒクイドリ、ヒガシオオカンガルー、キタオグロワラビーが入園しました。
オーストラリアウォンバットは翌年、オーストラリア・メルボルン市より寄贈され入園、また、アオバネワライカワセミは翌々年に入園しました。

アフリカ区の公開 1988年~

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1988年(昭和63年)4月、野毛山動物園から独立し、横浜市金沢動物園となりました。
5月にはアフリカ区が完成し、翌年3月、アミメキリンの公開によりアフリカ区が全面公開となりました。北アメリカ部分の開園以来、7年の歳月を要して全面完成しました。

動物取扱業

申請者名:(公財)横浜市緑の協会
名称: 横浜市立金沢動物園
動物取扱業の種別:販売70-0076、保管70-0077、貸出し70-0078、展示70-0079
登録年月日:平成20年3月6日
有効期間の末日:令和10年3月5日
動物取扱責任者:須藤一行