Bluff No.111山手111番館

山手111番館は、横浜市イギリス館の南側にあるスパニッシュスタイルの洋館です。
ワシン坂通りに面した広い芝生を前庭とし、港の見える丘公園のローズガーデンを見下ろす建物は、大正15(1926)年にアメリカ人ラフィン氏の住宅として建設されました。
設計者は、ベーリック・ホールと同じく、J.H.モーガンです。
玄関前の3連アーチが同じ意匠ですが、山手111番館は天井がなくパーゴラになっているため、異なる印象を与えます。
大正9(1920)年に来日したモーガンは、横浜を中心に数多くの作品を残していますが、山手111番館は彼の代表作の一つと言えます。
赤い瓦屋根に白壁の建物は、地階がコンクリート、地上が木造2階建ての寄棟造りです。
創建当時は、地階部分にガレージや使用人部屋、1階に吹き抜けのホール、厨房、食堂と居室、2階は海を見晴らす寝室と回廊、スリーピングポーチを配していました。
横浜市は、平成8(1996)年に敷地を取得し、建物の寄贈を受けて保存、改修工事を行い、平成11(1999)年から一般公開しています。館内は昭和初期の洋館を体験できるよう家具などを配置し、設計者モーガンに関する展示等も行っています。現在、ローズガーデンから入る地階部分は、喫茶室として利用されています。
EVENTイベント
一覧を見るINFORMATIONお知らせ
- 2025.06.14 2025年11月分ギャラリー・ホールの抽選につきまして 山手西洋館
- 2025.06.12 山手111番館 ギャラリー空き状況につきまして【6/15更新】
- 2025.06.01 カフェエリスマン「花と器のハーモニー2025」期間中の営業につきまして 山手西洋館
- 2025.06.01 山手111番館 ギャラリー空き状況につきまして【6/1更新】
- 2025.05.23 【記者発表】「横浜山手西洋館 花と器のハーモニー2025」開催 山手西洋館
- 2025.05.21 横浜市イギリス館 令和7年6月・7月「ホール・集会室」催し物情報 山手西洋館
- 2025.05.20 山手通信155号を発行しました。 山手西洋館
- 2025.05.20 横浜山手西洋館2025年6月~7月「ギャラリー・ホール」催し物情報 山手西洋館
- 2025.05.06 山手111番館 ギャラリー空き状況につきまして【5/4更新】
- 2025.04.29 山手公園・元町公園・山手イタリア山庭園 公園ガイドのお知らせ≪2025≫ 山手西洋館