更新日:2026.10.07ハジメの存在感
更新日:2026.10.07
ハジメの存在感
ミナミアフリカオットセイの「ハジメ」が2026年9月24日に死亡しました。
ちょうど23歳4カ月になった日でした。
ズーラシアのミナミアフリカオットセイは長寿が多く、「ハナ」は23歳8か月、「ミナミ」は23歳7か月でした。
人工哺育は両獣が育てるよりも体が小さくなることが多いのですが、ハジメは人工哺育だったにも関わらず、他園のアシカ担当さんから「わっ、デカ!」と驚かれるぐらい立派な体格をしていました。

しかし、泳ぐ姿はしなやかで、とても美しかったです。
園路からみると水槽のふちが額縁のように見えて、まるで絵画の一枚のような光景でした。

人間に対しても非常にフレンドリーな性格で、私が水槽近くで作業をしていると、上から逆さまの状態で頭だけスーッとおりてきて、のぞき込んだり...

「遊ぼうぜ!」と言わんばかりに、勢いよく泡を出して誘ってくるときも。

飼育員だけでなく、お客様にも同じように近くに来てくれる、好奇心旺盛な個体でした。
たくさん食べて、大きく元気に育ったハジメ。
当園のミナミアフリカオットセイの中でも、存在感たっぷりでした。
そんなハジメが、夏の終わりから少しずつ食べなくなって、少しずつ小さくなっていきました。
動物舎からいなくなってしまった今も、その存在感が残っています。
ハジメの死亡について、皆様からたくさんの温かいお言葉をいただきました。
改めて人気者だったんだなと知ることができて、うれしかったです。
本当にありがとうございました。
ミナミアフリカオットセイ担当
五十嵐