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ヘサキリクガメとハミルトンガメの写真

更新日:2017.08.19ヘサキリクガメとハミルトンガメ

更新日:2017.08.19

ヘサキリクガメとハミルトンガメ

野毛山動物園の公式フェイスブックとツイッターでの爬虫類ネタに対する反応が伸び悩む今日この頃、皆様いかがお過ごしですが。

タイトルにあるヘサキリクガメ(マダカスカル島北西部に生息)とハミルトンガメ(インド北部、ネパールなどに生息)は、本来野生では出会うことのない種類ですが、そんな2種類が一度に見られるのが動物園の魅力だったりします。

輸出国、輸入国双方の許可がなければ飼育することができない動物ですし・・・

爬虫類館でも飼育個体に限らず、孵卵中の卵も複数の種類が一緒に見られたりします。

そんなある日、休み明けに眠い目を擦りながら爬虫類館の孵卵中の卵の様子を見てみると。

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ヘサキリクガメが孵化のために嘴打ちを始めていました。

この状態からだと孵化までには、数日はかかりますし、孵った後もしばらくはそのままにしておくので、その間に色々と準備すればいいかなと呑気なことを思い下段の孵卵器を覗くと・・・

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ハミルトンガメが飛び出しています。そして子ガメと目があいます。

孵化まで、もう少しかかると思っていただけに爬虫類館に動揺が走ります。

この動揺のおかげで、眠気が一気に飛びました。どんなエナジードリンクよりも強力な一撃です。

孵化したてなので、しばらくは動かないだろうと思い、爬虫類館を後にします。

二時間後、爬虫類館に戻ってみると・・・

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今度はお尻を向けています。

どうやら、一度殻から出た後に殻の中に入ったようです。

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よく動き回っているようなので、殻からだしてやります。

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リクガメに比べると随分と細長い印象を受けます。

孵化したばかりなので、数日は小さいケースで飼育をしようかと思い、ケースにいれ孵卵器に入れておくこと数時間・・・

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脱走しています。

野毛山動物園としては、5年ぶりのハミルトンガメの繁殖だったので慎重に育成しようと思っていましたが、元気なこの子ガメには不要のようでした。

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そうとわかれば、さっさと水にいれてしまいます。

水に入れるや否や子ガメは必死に水草の下に隠れようとしています。

リクガメの子ガメと同じようにまずは、身を守る動きをするようです。

子ガメ体調が安定したら展示しますので、今しばらくお待ちください。

ちなみにヘサキリクガメは、担当者とハミルトンガメがこんな攻防している間、一向に嘴打ちが進んでいませんでした。随分と慎重な個体のようです。

飼育展示係

大滝