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担当動物に会いにいこう① (IN九州)の写真

更新日:2023.11.12担当動物に会いにいこう① (IN九州)

更新日:2023.11.12

担当動物に会いにいこう① (IN九州)

自身が担当している動物の野生の姿を生で見てみたいと思うのは

きっとほとんどの飼育員の方々が思うことだと思います。


私が担当している鳥類でぜひ会いたいのが

"クロツラヘラサギ"

野毛山動物園で飼育しているクロツラヘラサギ.jpg

簡単にどんな鳥なのかご紹介すると、

・クチバシが靴ベラのような形をした鳥

・1996年には世界中で生息数が約600羽以下だと言われていたとても希少な鳥

・サギと名前につくが、実はトキの仲間 

・日本へは主に九州などの西日本に冬鳥として渡ってくる


そう、クロツラヘラサギは関東ではあまり会うことができません。

そこで、九州 佐賀県の有明海に広がる東よか干潟に行ってきました!

東よか干潟.png

"東よか干潟"

佐賀県南部の有明海湾奥部に広がる大きな干潟。特徴は干満差が日本最大で、

海面が最大5m以上も変動します。渡り鳥が渡りの途中で休憩する中継地としての

重要な役割を持っており、湿地を保全するラムサール条約にも指定されています。

東よか干潟 干満差は日本一.jpeg

※写真は干潮時の様子。満潮だと写真の一番下まで海面が来ます。

すごくないですか?


はたしてクロツラヘラサギが見られるのか。


野毛山動物園 バードケージ担当

筋トレ部部長  多田