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バーラルのボーズが死亡しましたの写真

更新日:2019.10.13バーラルのボーズが死亡しました

更新日:2019.10.13

バーラルのボーズが死亡しました

2019年10月2日、スーチョワンバーラルのボーズが死亡しました。

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ボーズは2001年7月2日、群馬サファリパークで生まれました。半月型の綺麗に広がった角の形が特徴です。食欲旺盛で飼育員を見つけると「エサ!」と言わんばかりに真っ先に後をつけてくる、愛嬌のあるバーラルでした。

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(担当者を見つけ、一目散に駆け寄ってくるボーズ)

9月27日の早朝、ほんの少しだけ表情がぼーっとしていることがありました。いつも通りにエサを催促し、特に目立ったケガは見られなかったため、様子をみることにしました。

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(2019年5月撮影。体のかゆいところを石に擦っています。)

28、29日はいつも通りに過ごしていましたが、30日の朝に歩行のふらつきが見られたため、展示をお休みしてバックヤードで養生していました。採血・点滴などの検査と治療に努めましたが、回復することなく10月2日の朝に死亡しました。

ボーズは誰に対しても温厚で歴代の担当者や職員からも愛されている個体でした。先月のシルバーウィークのご長寿ガイドでもその愛嬌たっぷりな姿で活躍してくれました。

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(2019年10月、ご長寿ガイドの様子。毎回、担当者から直接エサをもらうボーズ)


私は3年前にバーラルのサブ担当として携わり、その後2年間は担当を離れていましたが、今年の4月からメイン担当になりました。久しぶりに顔を合わせた日、2年の間がなかったかのように初日からそばに寄ってくるところや、体のかゆいところを掻いてやると目を細めて気持ちよさそうにする姿など、他のバーラルよりも人間との距離感が近い個体で何とも言えぬ愛らしさがありました。また、他のオスとも争わず、穏やかな一面もありました。

1歳のオス「オレンジ」が新たに群れ入りした際にも、ボーズの近くでしばらく過ごしており、バーラルの間でもその穏やかさが伝わっていたように思います。

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(若いオスのオレンジが初めて展示場に出た日。 一番右:ボーズ)

これまでに3頭の子供と4頭の孫にも恵まれました。オレンジもその1頭です。ボーズがいなくなったオスの群れは少し寂しいですが、今後もボーズの血統が代々受け継がれていくことを願っています。

ボーズ、18年間お疲れさまでした。ゆっくり休んでね。

飼育展示係 松野