更新日:2019.07.09土用の丑の日
更新日:2019.07.09
土用の丑の日
もうすぐ迎える「土用の丑の日」夏の土用は、立秋前の18日間のことで、7月20日前後に土用入りします。その土用の時期にある丑の日が「土用の丑の日」です。蒸暑いこの時期に夏バテしないようにと、うなぎやシジミ、土用餅、土用卵など精のつくものを食べる習慣が広がりました。園内では梅雨空の元あちらこちらで夏の気配を感じる植物が花ひらいています。
ネムノキ(合歓木) マメ科ネムノキ属
夜になると葉を閉じて合わさることから名前の由来「眠りの木(ネムリノキ)」と呼ばれ、ネムノキになったと言われています。中国ではその様子から「夫婦円満の象徴の木」とされているネムノキは他にも国内各地で「眠り」を意味する名前が多くつけられているそうです。例えば、京都では「眠りの木(ネフリノキ)」、大分や宮崎県では「眠り子(ネムリコ)」、宮城県や山形県では「眠た木(ネムタギ・ネブタギ)」などと呼ばれているそうです
里山で暮らす人々と密接なつながりのあるネムノキは、その枝葉で頭を撫でると「早起きになる」という言い伝えや、「花が早く咲く年は豊作だ」とか、「ネムノキの花が咲く頃にアズキ・ヒエ・アワの種を蒔く」などと言われています。
「蓮は泥より出でて泥に染まらず」という言葉の通り蓮は、水底の地下茎から茎を伸ばし、水面に葉を浮かべ、花を咲かせます。蓮の花が咲くこの時期、旧暦の7月15日はお盆です。先祖の霊が訪れる7月13日には、盆ちょうちんや灯篭などの迎え火をともしお迎えします。また地方によって、きゅうりに割り箸などをさして馬に見立て、ご先祖を乗せて迎える精霊馬(しょうりょううま)をつくります。
園内ではヤマユリも見頃を迎えていえます。ぜひ、足をお運びください。
けい太