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ミゾゴイの骨折の写真

更新日:2020.06.28ミゾゴイの骨折

更新日:2020.06.28

ミゾゴイの骨折

この中に鳥がいるのですが、分かりますでしょうか?

①.jpg

パッと見、落ち葉にまぎれ分かり難いかと思います。

シルエットはこんな感じです。

②.jpg

本当は横向きの写真を撮りたかったのですが、落ち葉への擬態を怠らず、撮ることが出来ませんでした...

 

この鳥の種類はミゾゴイと言います。あまり聞き馴染みのない鳥かもしれませんが、日本にとってはとても関係の深い鳥の深い一種です。ミゾゴイはサギ科の夏鳥で、その繁殖はほぼ日本において行われていると考えられています。生息数は2000羽以下とも言われ個体数の減少が懸念されています。

そんなミゾゴイですが、横浜市繁殖センターで平成27年に日本で初めての飼育下でのミゾゴイの繁殖に成功しております。金沢動物園では、展示はしていないのですが繁殖センターでの繁殖を支援するため飼育しています。

 

朝、飼育担当者から何だかミゾゴイが立てなくなっているとの連絡を受け、診察を行いました。みると左の上腕骨が折れ、骨が見えている状態に。倒れた時に骨を折ってしまったのか、もしくは何かの原因で倒れてしまい、起き上がろうと、もがいている時に骨折してしまったのか、原因は分かりませんが、左の上腕骨を開放骨折してしまったようです。

 

そのため、医療用のステンレスの棒を使い、骨を固定し、狭いスペースで飼育し骨が癒合するのを待ちます。その後3週間ほど経過した後にピンを外すと、骨は綺麗にくっつき元通りになりました。

骨折してしまった原因が分からないのが不安なところですが、今後は気を付けてくれればなと思っております。