更新日:2026.10.27安全な乗馬は準備から!
安全な乗馬は準備から!
「馬装(ばそう)」という言葉を聞いたことはありますか??
乗馬をされている方などは、聞いたことがあるかもしれませんが、知らない方も多いはず。
馬装とは、乗馬などを行うために、馬に鞍(くら)などの馬具・装具を装着すること。馬に乗ったことがある方でも、馬装をしたという方は少ないかもしれません。
実は、何もつけていない状態でも、馬に乗ることは可能です。ぱかぱか広場では、人馬ともに安全で楽しい体験をしていただくために、馬装した状態の馬に乗ってもらっています。
代表的な馬具を一つ、ご紹介します。
先ほども少しお話にでてきた、「鞍(くら)」です。馬に乗るとき、当たり前のように使っているこの鞍。そもそも鞍は、何のためにつけるのでしょうか?

実は、鞍には人が安定して乗るためだけでなく、馬の背中にかかる負担を考えるうえでも大切な役割があります。
・人が安定した姿勢を保ちやすくなる
・人の体重による圧力を広く分散させる
・馬と人が安全に運動するための助けになる
などなど、ここには書ききれないほどの大切な役割がたくさんあります。
その他にも、安全に乗馬を楽しんでいただくために必要な道具がたくさんあるのです。
ここからは、実際の馬装を見ながら、馬に乗る前にどんな準備をしているのか、どんな道具を使っているのかをお話していきます!
馬の背中に鞍を乗せる前に、まずは「ゲル」と「ゼッケン」を用意します。
ゲルは、鞍と馬の背中の間に使用し、圧力を分散させたり、衝撃を和らげたりする目的で使われます。
ゼッケンは、鞍の下に敷く布状の道具です。
それぞれ役割があり、馬体の正しい位置に重ねていくことが大切です。
馬の背中に合っているか、しわやずれがないかも確認しながら準備を進めます。

ここでは、ゼッケンにゲルを収納できるものを使っています。
ゲルとゼッケンを準備したら、次は鞍を乗せていきます。

馬の肩甲骨に被らないように、前から後ろに鞍をずらし、慎重に位置を整えます。
正確な位置に乗せ、左右のバランスやずれがないかを確認することが大切です。
そして、鞍を乗せた後にゼッケンが馬体に密着してしまわないよう、少し上げて空間を作ります。
鞍を正しい位置に整えたら、次は鞍がずれないように固定していきます。
次は「腹帯(はらおび)」を使って鞍を固定します。

腹帯は、馬のお腹の部分を通して鞍とつなぐ帯のことです。これによって、騎乗中に鞍がずれにくくなります。
ただし、きつく締めればよいというわけではありません。
最初は緩く装着し、左右に偏りが出ないよう、左右交互に少しずつ締めていきます。

馬の様子を確認しながら適切に調整し、騎乗前にも緩みがないかを確認します。
そして腹帯を締めた後は、最終確認を行います。

馬装が完了しました!!
紹介した道具以外にも、目的は同じでも少し見た目や機能が違う道具や、馬それぞれに合わせて装着する・しないを選ぶ道具など、多種多様な道具があります。また、その施設やその馬によっても道具の有無、使う道具の種類は様々で本当に奥が深い世界です。
これまでお話した、ひとつひとつの作業には、馬と人が安全に乗馬を楽しむための大切な意味があります。
実はひき馬体験が始まる前から、私たちはみなさんをお迎えする準備をしています。
みなさんが安全に、楽しく馬とふれあうことができる施設であるために、日々、試行錯誤しています。
ぜひ、馬に乗るときは、鞍にも注目してみてくださいね!!
ぱかぱか広場 佐藤