更新日:2026.10.16マロン、ありがとう
マロン、ありがとう
10月12日にシシオザルのマロン(オス・26歳)が死亡しました。
(詳細はこちら:【動物情報】シシオザルのマロンの死亡について)
マロンは、1999年12月15日に当園で生まれた初めてのシシオザルでした。
母親はボナー、父親はモーティという個体です。
歴代の担当者からは、若い時は犬歯をよく研いでいた...という、それだけ聞くとちょっと怖いエピソードを聞いたり、前担当者からは、マロンはとても穏やかな性格の個体と聞いていました。
私が担当になった今年の4月からも、群れをまとめながらも、穏やかに過ごしている時間が長かったように思います。
↓群れの皆で空になったハチの巣を囲んでいます(マロンは右上)

2022年の秋頃からはナツとハニイとの同居を本格的に始め、約一年後にはハニイとの間にハマー、ナツとの間にマナが誕生しました。
2頭共すくすく育ち、今では3歳になり、毎日元気に遊んでいます。
↓生まれて間もないハマーと、母親のハニイ

その後は最近までずっと5頭の群れをαオスとしてマロンがまとめてくれていました。群れの中では、よく高い木の上や小屋の上に居た姿が印象的で、私が園路から餌をあげに行った際も、すぐには来ず、まずは高い場所から見張りをしているようでした。
↓見張りの後、おやつの柿を取りにきたマロン(右上)

最近はマロンが高齢にさしかかっていたこともあり、少しずつ群れ内での関係が変わっている様子でした。若いハニイやハマーの順位が少しずつ上がり、マロンと小競り合いをすることが増えていました。慎重に様子を観察しながら、最近来園したヒロの群れ合流に向けて、お見合いを進めているところでした。
体調を崩してからは保温や検査、治療のため、群れから離して飼育していました。その間も群れのことを気にしており、群れが見える場所から動かなかったり、時々鳴き声をあげて呼んでいました。
マロンのこと、群れのこと、シシオザルたちにとって何が良い飼育管理となるのか考えながら飼育してきましたが、今回は非常に残念な結果となってしまいました。
死亡原因については、現時点では特定できていません。
今後、病理組織検査等により調査する予定です。
今後も飼育管理を通して、シシオザルと向き合っていこうと思います。
マロン、26年間、本当にありがとう。
シシオザル担当