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ミツバチを襲うスズメバチの写真

更新日:2018.09.11ミツバチを襲うスズメバチ

更新日:2018.09.11

ミツバチを襲うスズメバチ

朝夕はずいぶん涼しくなってきました。「むし・虫・カブトムシ!展」は終わりましたが、外国産昆虫たちは生きもの館のバックヤードでまだまだ元気です。皆様いかがお過ごしでしょうか。

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先日来園者の方が管理係に「これ何て種類の幼虫ですか?」とお持ちになりました。でかい!派手!10センチくらいある大きなイモムシです。後で私が受け取って調べてみたらクロメンガタスズメの幼虫でした。



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さてさて、以前ご紹介したニホンミツバチの巣箱ですが、最近キイロスズメバチがミツバチを襲いに毎日やってきています。近くでホバリングしながらタイミングを計り、蜜や花粉を持って帰ってきたミツバチを斜め後ろから襲いかかり、捕まえて肉団子にして自分の巣に持ち帰っています。自分たちの幼虫の餌にするんですね。



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ミツバチたちもただ襲われているだけではありません。門番役のミツバチが出入口に何匹も集まっており、スズメバチがやってくると体を震わせて威嚇します。元々スズメバチがいなかったヨーロッパ原産のセイヨウミツバチ(日本でハチミツを採るために飼育されているのはこちら)は巣をスズメバチに襲われると1匹ずつ立ち向かい、全滅してしまうのですが、ニホンミツバチはスズメバチが生息している中で進化したので対処法を知っています。



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私はまだ実物を見たことはないのですが、ニホンミツバチはスズメバチが巣箱の入り口近くに着地すると集団で襲い掛かり、みんなで囲ってハチ団子状になり、体を震わせて体温を上げて中のスズメバチを熱死させるんです。本物を見てみたいなとは思っているのですが・・・・。そんなわけでニホンミツバチたちは巣箱の隙間あらゆるところで門番のハチが待機している状況です。

(飼育展示係 桐生)