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横浜メダカが殖えていますの写真

更新日:2017.06.23横浜メダカが殖えています

更新日:2017.06.23

横浜メダカが殖えています

空梅雨が続き、川の水が少なく、趣味の渓流釣りでは苦戦しております。皆様いかがお過ごしでしょうか。金沢動物園内では、ホタルブクロが咲き乱れています。
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さて、金沢動物園の生きもの館ではミナミメダカを飼育展示しています。ミナミメダカの中で遺伝子的に横浜在来の個体群を横浜メダカと総称するのですが、3系統残っているその横浜メダカのうち、矢部メダカといわれる系統を横浜メダカを保護している「横浜メダカの会」から寄贈していただき、展示・繁殖・普及活動を行っています。

野外のメダカたちは、ペットとして売られていたような個体が放されてしまっているので、遺伝子汚染が起こっています。純系の横浜在来のメダカを保護していくことは、動物園としても重要な役割だと考えています。そんなわけで繁殖も「身近な生きもの館」裏で頑張っているんです。

メダカは産んだ卵や稚魚を食べてしまうので、水草に産んだ卵をほかの水槽に移したりするのですが、間に合わずに食べられることも多いんです。そこで奥の手・・・。



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朝一、お腹に卵をぶら下げているメダカを見つけたら網ですくい、手を濡らして冷やしてから優しくつかみ、ぶら下がっている卵を指でつまみ採ります。


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採れた卵を水草につけ、別の水槽に移します。


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10日程すると、稚魚が孵ります。この方法だとほとんど卵が食べられることなく、たくさんの稚魚が孵化するんです。ちなみにこの方法、2年前に野毛山動物園で横浜メダカを担当していた時にも使っていた方法です。この時もたくさん殖やしました。

どんどん殖やして、野生下ではいなくなってしまった純系の横浜メダカを絶やさないようにしていきたいと思います。少し大きくなったら稚魚も展示しますので、ぜひ見にいらしてください。

(飼育展示係 桐生)