
更新日:2025.09.01ミミ、安らかに
更新日:2025.09.01
ミミ、安らかに
2025年8月23日ニホンカモシカのミミ(雌)が死亡しました。まだ小さかったミミは2001年5月に福井県の山中で保護され、9月に当園へやってきました。 これまでに3頭を出産し、立派に育て上げてきました。3頭目の子供であるムム(雄)は井の頭自然文化園でココ(雌)の父親になりました。ミミの孫であるココは昨年11月に来園しており、4月で2歳になりました。今後の繁殖に期待しているところです。
現在飼育しているカモシカの中で最も体が大きく、最近まで食欲旺盛だったミミ。大きな病気や怪我もなく元気に過ごしてきましたが晩年は動きに衰えが見られ、展示場から帰ってくるのに時間がかかることが増えていました。 平均寿命が15年ほどといわれているので、24歳という年齢は大往生だったと言えるでしょう。
昨年度(令和6年度)の冬季ポスターのメイン写真としても貢献してくれました。今までありがとう、ミミ。
(飼育展示係 庄子)