
更新日:2025.05.17フクロウ続報☆全羽無事に巣立ちました!!
フクロウ続報☆全羽無事に巣立ちました!!
こんにちは、いきもの館担当です。
GWも終わり、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
まだ5月といっても晴れの日は蒸し暑くなっています。金沢動物園にお越しの際は、飲み物や帽子を忘れずにお持ちくださいね。
さて今回は、先月からお届けしているフクロウのお話の続編(最終回)をお届けします。
前回のブログ→フクロウ続報☆3羽の雛が孵りました!|こぼれ話|ブログ|金沢動物園公式サイト|公益財団法人 横浜市緑の協会
最初の雛が孵ってから1か月近くが経ちました。3羽ともすくすくと育ち、巣箱も手狭になっています。
(手狭になった巣箱)
(ときどきカメラ目線をくれます)
4月26日の夕方、ついに巣立ちの日がやってきました。
3羽のうちの1羽が巣箱の入り口に立って、外の様子を見ています。何度も巣箱から身を乗り出しては、飛び立つタイミングをうかがっているようです。
そして......(ここからは外カメラの映像です)。
ついに巣箱から飛び立ちました。もちろん最初はうまく飛べませんので、すぐ目の前の木に着地します。
この雛はこのまま、夜までこの木にとまっていました。
夜になって、親鳥が雛に餌を運んできた時の映像です。親と子、2羽ぶんの目が光っているのが分かるでしょうか。
2羽目の雛が巣立ったのは、それから2日後の4月28日の朝のことでした。
巣箱から身を乗り出しています。そして......。
写真では分かりにくいのですが、木の根元に降り立ちました。
最後の雛が巣立ったのは、その2日後の4月30日でした。
早朝から巣箱の入り口に立ったり、中に戻ったりと、うろうろする様子が写っていました。
(雛たちが羽ばたいた拍子にカメラの向きがズレてしまいました......)
しばらく決心がつかない様子でしたが、外が明るくなったころ、ようやく巣箱からジャンプします。
2羽目の雛と同様に、飛ぶというよりは落ちるといった感じで、地面に着地しました。
でも地面に落ちたからといって心配する必要はありません。必ず親がそばで見守っていますし、フクロウの雛は、そのするどいツメやくちばしで自ら木に登っていくこともできます。
これからしばらくの間は親と一緒に行動して、飛び方や餌の取り方、外敵からの身の守り方など、外での生き方を学んでいきます。これが子育ての最終局面、親子にとって非常に大切な時間になります。
もし園内でフクロウの親子を見かけることがありましたら、遠くから優しく見守ってくださいね。
ほのぼの広場・身近ないきもの館担当 たなか