更新日:2023.12.08とりのおはなしのおはなし
とりのおはなしのおはなし
こんにちは！
久々に記事を書きます。滝川です。
先日、11月25日（土）26日（日）に各鳥類担当者がとりのおはなし（鳥類ガイド）を実施しました！！
急な実施で来られなかった方、イベント自体を知らなかったという方もいるかと思いますので少し振り返させていただきます。
ガイドを実施した鳥類はモモイロペリカン、傷病フクロウ、スバールバルライチョウ、タンチョウです。
当初、ニワトリガイドも実施予定だったのですが鳥インフルエンザの影響で実施できなくなりました．．．
・モモイロペリカン
モモイロペリカンはアフリカやヨーロッパ、中央アジアに生息している鳥で、基本的には日本に生息していません。場所によっては稀に飛来してきたり、住み着いたりしているところもあります。
当日は飼育個体の紹介やモモイロペリカンの基本情報、体の仕組みと機能等をお話しさせていただきました。
私自身ペリカンでのガイドは初めてでしたが、ペリカンについて初めて知ったという方や終わったあとに沢山質問をしてくださる方、中にはペリカンと一緒に写真を撮る方もいて嬉しく思いました。
これを機にペリカン好きが増えてくれることを願います(/ω＼)
（当日の様子）
・傷病フクロウ
残念なことに、初日は諸事情、2日目は悪天候で中止になり、ガイドを見に行くことができませんでした( ;∀;)
担当者から話を伺いましたが、「フクロウはもっと山奥にいる動物だと思った。横浜市にいると思わなかった。」、「年間で1000匹近くのネズミを捕まえているなんて知らなかった。」といった声があったそうです。
また、何かの機会に私もガイドを聞いてみたいです．．．
（別日に実施したフクロウガイドの様子。今回のイベントではバリケードを設置して鳥インフルエンザの対策をしました。）
・スバールバルライチョウ
約20亜種いるライチョウの中で最も最北端に生息しているのがスバールバルライチョウです。
スバールバルライチョウはノルウェーのスバールバル諸島に生息していることから名前に「スバールバル」と付けられています。
担当者からはスバールバルライチョウの基本情報から、時期によって性格が異なることなど担当者しか知らない情報までお話しさせていただきました。
中々注目しない脚の指の羽毛のある意味を聞いた際には「なるほどね！」、「気づかなかった、かわいい」といった声を聴くことができました。
（当日の様子）
・タンチョウ
タンチョウは国の特別天然記念物にも指定される鳥類の1種で、国内で確認されているツルの中で唯一日本国内で繁殖するツルです。生息地は主に北海道で、全長1，5ｍにもなる大型の鳥類です。
担当者からは基本情報の他に野生のタンチョウや雛（赤ちゃん）の写真を見せながら説明したり、実際に生きたドジョウを給餌したりしながらお話しさせていただきました。上の写真は実際にドジョウを捕まえた時の様子です。
初めて見るタンチョウの野生の様子や雛の様子に興味津々な方が多くみられました。
（当日の様子）
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イベント中に、「飼育員に直接話を聞ける機会があってうれしい、勉強になった」と言ってくださることが度々ありました。掲示物では中々読む気にならなかったり、見落とされたりしてしまうこともあるため、今回のようなイベントは教育活動の効果として成果が得られたのではないかと感じました。
また、来園者の方の気になることを知れたり、普段関わることのない動物種について詳しく知れたりと私自身にとって身になるイベントとなりました。
今回、高病原性鳥インフルエンザの影響が当園に出る前に実施したいという思いがあり、急遽イベントを実施しました。
急なお知らせでご都合が合わなかった方もいるかと思います。申し訳ありません。
また、東京都で鳥インフルエンザが発生したため現在、ニワトリ、モモイロペリカン、タンチョウが非展示となっています。
しばらくの間ご覧になることができませんがブログ等で近況を報告していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
（最後に当園で飼育しているモモイロペリカンのワカメ、担当者一押しの写真を載せておきます．．．）
ペリカン、クロサイ担当 滝川蘭丸