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祝!オオツノヒツジ飼育も、もうすぐ40周年!の写真

更新日:2022.01.01祝!オオツノヒツジ飼育も、もうすぐ40周年!

更新日:2022.01.01

祝!オオツノヒツジ飼育も、もうすぐ40周年!

あけましておめでとうございます。

2022年、寅年になりました。今年も、オオツノヒツジをよろしくお願いします。

金沢動物園は2022年3月17日で開園40周年を迎えます。(開園は1982年3月17日です。)
「思い出の金沢動物園」の記念すべき第一回目のブログで、初代オオツノヒツジ担当の小國園長の記事がありました。
開園当時の展示場や、1982年2月27日に、アメリカからやってきた4頭のオオツノヒツジたちが紹介されていましたね。あの4頭が、現在飼育しているオオツノヒツジたちのご先祖様です。

初代オオツノたち.jpg

(アメリカからやってきたオオツノヒツジたち。ご先祖様です。)

オオツノヒツジが日本で飼育されたのは、金沢動物園が初めてでした。2022年2月27日で、飼育開始40年を迎えます。動物園の開園40周年イベントに隠れてしまっているので、こちらのブログで、勝手にオオツノヒツジ飼育開始40周年を祝っちゃいます!

現在、国内でオオツノヒツジを飼育しているのは、金沢動物園と岩手県の盛岡市動物公園の2園のみです。実は、結構レアな動物なんですよ。

開園当時は、オオツノヒツジ4頭(オス2頭、メス2頭)、プロングホーン3頭(オス2頭、メス1頭)、シロイワヤギ3頭(オス2頭、メス1頭)のみでスタートしました。

残念ながらプロングホーンとシロイワヤギは、日本で見ることができる最後の1頭だった個体が死亡し、日本国内でその姿を見ることができなくなってしまいました。(プロングホーンのブッチ(オス):2017年9月11日、15歳で死亡。シロイワヤギのペンケ(メス):2020年8月10日、19歳で死亡。)

プロングホーンのブッチ.jpg

シロイワヤギのペンケ.jpg

(プロングホーンのブッチ(上)とシロイワヤギのペンケ(下)。)

オオツノヒツジは、2021年も無事に1頭誕生し、現在14頭(オス:8頭、メス:6頭)を飼育しています。2021年に生まれたウタマルは金沢動物園で飼育している80番目の個体です。

ウタマル.jpg

(2021年生まれのウタマル。元気に成長しています。)

国内では、金沢動物園の14頭と盛岡市動物公園の4頭の合計18頭しか飼育していません。
金沢動物園では、毎年順調に子供が誕生していますが、血統の問題など、将来的に不安な問題も抱えています。

これから先、50年、60年とオオツノヒツジを飼育、展示し、多くの皆さんにオオツノヒツジを通して、動物園で暮らす動物や、自然界で暮らす多くの動物たちへ想いを馳せ、考えるきっかけになるよう、精進していきたいと思います。

仲良しザビコ一家.jpg

(仲良しなザビコ一家。今日も平和に過ごしています。)


さとう