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旧長濱検疫所一号停留所

旧長濱検疫所一号停留所は、明治28(1895)年に建てられた長濱検疫所(現横浜検疫所)の停留施設のひとつです。当時、国内外で流行していた感染症の有無を確認するため、上等船客や船員の中で、停留を必要とした人々が一定期間滞在していました。

大正12(1923)年には、関東大震災の発生により敷地内の多くの施設が被災し、大きな被害を受けましたが、一号停留所は比較的被害が少なく、翌年にはほぼ元の姿に復元されました。

昭和61(1986)年からは、横浜検疫所の検疫資料館として公開され、検疫所に関連する資料や当時使われていた器具等のほか、与謝野鉄幹・晶子夫妻、後藤新平などの著名人が訪問した際に残した直筆の書など貴重な歴史的資料が保管・展示されていました。
本施設は、検疫施設でありながら装飾的な意匠がちりばめられており、また、停留者に一流の食事を提供するなど当時としては進んだ西洋施設でもありました。

平成30(2018)年には、横浜最古級の洋風建築としての高い価値が認められ、国の登録有形文化財に登録されました。

その後、横浜検疫所の移転に伴い、令和7(2025)年に海の公園に移築されました。

現在は、歴史的建造物として保存・活用され、展示・カフェ・休憩機能を備えた施設として公開されています。館内の展示スペースでは、旧長濱検疫所の歴史や移築・復元の経緯などをパネル展示で紹介しています。また、海辺のロケーションと歴史的建造物の魅力を多くの方に体験していただけるよう、カフェを併設しています。サンルームや旧談話室を活用した休憩スペースは、どなたでも自由に利用でき、公園散策の合間にも気軽にお立ち寄りいただけます。