
更新日:2025.04.13博文邸 季節の花の展示
更新日:2025.04.13
博文邸 季節の花の展示
花を生けてくださるのは、宣法未生流 七世 家元 飯島鼎甫(イイジマ テイホ)氏。
家元の飯島鼎甫氏は、博文邸にほど近い金沢区寺前町で生まれました。幼少期は金沢で過ごし、博文邸の前に広がる乙舳海岸で海水浴を楽しんでいたそうです。博文邸のある野島も子どもの頃の遊び場でした。
宣法未生流 流祖 今井 宣法師は、伊藤博文公ら明治の元勲達との親交深く、鎌倉長谷寺での元勲達の会合では、いつもその席に花を生け、皆様にお茶を点てていたそうです。
流派ゆかりの伊藤博文公の邸宅で、生まれ育った金沢への思いを込めて花を生けてくださいました。
是非ごゆっくりご覧ください。
▲【帰帆の間の生花】
牡丹専用の「牡丹籠」に生けられた牡丹の生花(せいか:江戸時代からの様式)です。艶やかな獅子咲きの牡丹と、海風を誘うような牡丹の技の流れとが相まって、凛とした佇まいを醸し出しております。なかなか見られない牡丹籠(栄月作)も必見です。
花材:牡丹(越後獅子)
▲【畳廊下の生花】
ほのかな淡い桜色の山桜が咲き、追って少し濃いめの桜色の桜(楊貴妃)が咲いてきます。枝垂れ柳は柔らかな新緑が芽吹き、その中に華やかな濃いピンクのユリ(オリエンタルリリー)が鎮座し、白い金魚草がまっすぐと伸び、生き生きとした春の息吹きを感じる生花となっております。
花材:桜(楊貴妃)、山桜、枝垂れ柳、ユリオリエンタルリリー、金魚草 白
▲【玄関の生花】
牡丹と山桜の生花が、ご来邸の皆様をお迎えいたします。
花材:牡丹(越後獅子)、山桜