
更新日:2025.06.01落羽松(ラクウショウ)
更新日:2025.06.01
落羽松(ラクウショウ)
落羽松をご存じですか?ラクウショウは北アメリカ原産の落葉針葉樹で、スギ科ヌマスギ属に属します。日本では明治時代以降に導入され、公園や庭園、水辺の風景樹として親しまれています。名前の由来は、秋になると羽のような葉が落ちる様子から「落羽松(らくうしょう)」と呼ばれるようになったとも言われています。
根岸森林公園の池のほとりにもラクウショウが植えられています。
ラクウショウの最大の特徴は「呼吸根」と呼ばれる根の構造です。湿地や水辺など、水分の多い環境に自生するため、地下の酸素が不足しがちになります。そこで地上に根を突き出すことで空気中から酸素を取り入れられるように進化したのです。
この呼吸根は、まるで木の根っこが小さな塔のように地面から顔を出しているように見え、とてもユニーク。訪れた人たちの目を引き、思わず写真を撮りたくなる風景をつくります。
今はかわいらしい実をつけています。爽やかなグリーンと青空が何とも言えないコントラストを作っています。
ラクウショウは秋になると美しい紅葉を見せ、葉はやがて落ちて冬を迎えます。針葉樹でありながら落葉するという点も珍しく、季節ごとに異なる表情を楽しめるのも魅力です。
ご来園の際には是非池のほとりのラクウショウをご覧になってみてはいかがでしょうか?