横浜の3動物園の取組み

動物園の4つの役割

動物園の4つの役割

豊かな地球を未来へ引き継ぐために
動物園から社会を変えていく!

都市化が進むにつれ、私たちの生活の中で野生動物に思いをはせる機会が少なくなっています。今や、多くの人々にとって、動物園が唯一の野生動物に出会える場所となっているのかもしれません。野生動物たちと共にくらせる豊かな地球環境を思い描き、そして持続可能な社会をつくってゆくためには、動物園が生物多様性や地球環境保全の場であることを深く認識して、その役割と責任を果たすことが重要です。

未来の世代に、より豊かな地球環境を残していけるように、横浜の3つの動物園(野毛山動物園・金沢動物園・よこはま動物園ズーラシア)は、みなさんと一緒に野生動物とその生息環境のことを知り、考え、学び、そして行動することで、自然と共生できる社会をつくってゆきたいと思います。

1 出会い感じる

動物に魅せられ、共に生きることの大切さを
感じられる公園としての役割

自然界で出会えることの少ない野生動物たちを、身近に楽しく観察して感動と喜びと安らぎを得られるのが動物園です。人々が野生動物の生命のすばらしさに魅せられ、かれらと折り合いをつけながら共に生きる大切さを体感し、自然共生社会の実現に必要な人間の生き方を再創造できる公園としての役割を果たします。

RECREATION

2 理解し学ぶ

動物に対する科学的な知識を深め、
その情報を市民と共有する役割

およそ200年の近代動物園の歴史の中で、野生動物の飼育技術や健康管理に関する試行錯誤が世界中で繰り返されてきました。しかしながら、野生動物の生理や生態や行動については、まだまだ分からないことばかりです。研究者と協力して調査研究を続け、そこで得られた知識を市民と共有しながら、多様な野生動物の保全に貢献できる役割を担います。

RESEARCH

3 知り伝える

動物や生息環境のことを多くの人々へ伝え、
行動につなげる役割

野生動物と人との間には、過去からいろいろなつながりがあります。恐れの対象、祈りの対象、狩猟の対象、保全の対象としてのつながりなどです。動物園で出会った動物や、かれらの生息環境の現状を知ることは、自分自身とのつながりを知る機会にもなるでしょう。そこから地球環境を守ることの大切さを伝えつなげる役割を分かち合います。

EDUCATION

4 守り続ける

世界と手を取り合って野生動物を
計画的に守ってゆく役割

人間活動の拡大により、生物多様性は急速に失われています。絶滅の危機にある野生動物を守るには、国内外の動物園が連携し、動物福祉も考慮しながら長期的計画を立て、飼育下個体群を維持する必要があります。さらに、本来の生息環境保全にも関わってゆかなければいけません。足下の自然を見つめながら地球環境を守るための役割を務めます。

CONSERVATION