皆様のご寄付を必要とする公益目的事業
緑化推進事業「市民の手で守る緑環境への活動を支援」
民有地の緑化を市民と協働で進めるために、市民、企業や団体等の皆様からの寄付金を「よこはま緑の街づくり基金」に積み立て、その果実(利息)を活用して、緑化の普及啓発や地域の緑化活動を行っています。「よこはま緑の推進団体」や「よこはま花と緑の推進リーダー」等の市民団体や個人の緑化活動を支援しています。街中の緑化を推進することで、横浜らしい緑の街づくりを進めるとともに、郊外の保全地区や都市の大規模公園を結ぶ生きものの移動空間(エコロジカル・ネットワーク※)の形成にも寄与したいと考えています。皆様からのご寄付により、活動をより一層推進することができます。
公園事業「憩いや安らぎ、潤いある場と賑わいを創出」
指定管理者として、横浜市内の公園、植物園、横浜山手西洋館等施設の管理を行っています。施設の特性を活かした体験活動や催事、文化・芸術やスポーツの新興に寄与する事業に取り組み、利用者の皆様への様々な活動機会を提供しています。
また、公園・植物園内のビオトープや樹林地で行う動植物に関するモニタリングや保全活動、市民の皆様への教育普及活動により、生物多様性を保全しNPに貢献しています。
これからの生物多様性保全活動や教育普及の取組をより一層進めるために、皆様からの寄付を必要としています。
動物園事業「世界や地域のいきもと自然を保全」
よこはま動物園ズーラシア、野毛山動物園、金沢動物園の指定管理者として「レクリエーション」「調査・研究」「環境教育」「種の保全」の動物園の4つの役割を担っています。動物園の活動は、NPへの貢献そのものと言っても過言ではありません。世界や国内の希少動物を飼育・繁殖しながら生息域外保全※1を行うとともに、動物園が立地する地域の生きものや環境を守るための環境整備やモニタリングによる生息域内保全※2を行っています。 これからの野生生物及びそれを取り巻く環境の保全活動を進めるために、より多くの皆様からの寄付を必要としています。
※1 生息域外保全とは、動物園など本来の生息域ではない場所で行う保全活動。沖縄や北海道が生息地である生きものを横浜市で飼育管理する場合も生息域外保全にあたる。
※2 生息域内保全とは、生物の本来の生息域内で行う保全活動。生きものの飼育や繁殖だけでなく、生息環境自体を保全する活動を含む。
今、私たちの地球に起きていること
夏の猛暑や突然の豪雨...
地球規模の気候変動が顕在化しています。人間の活動に由来する温暖化による気候変動や森林の伐採、希少動植物の捕獲や密猟、廃棄物の投棄等は、急速な生物多様性の損失の要因になっています。また、1970年以降に失われた世界の野生生物は約70%とされ、絶滅の危機にある生物は約4万種にのぼります。
生物多様性の損失は、私たちの生活にも影響します。例えば、世界の製薬産業の1/2は生物由来の有効成分であり、世界の食糧作物の約3/4は昆虫の受粉を必要とします。また、生態系の価値は約3,800兆円にのぼり、世界GDPの1/2以上が自然資本に依存しているほか、新型コロナウイルス感染症やエボラ出血熱、SARS等の新興感染症のリスクも高まります。
このような状況に歯止めをかけようと、「昆明・モントリオール生物多様性枠組※1」などの国際的な取組により2030年までに生物多様性の損失を反転させるための行動が推進されています。企業においてもTNFD※2に基づく情報開示やNP※3への貢献が求められています。
※1 昆明・モントリオール生物多様性枠組とは、2022年12月にカナダのモントリオールで開かれた生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で採択された、生物多様性に関する世界目標のひとつ。これまで曖昧だった2030年までの中期目標に数値目標が掲げられた。
※2 TNFD(Taskforce on nature-related Financial Disclosures(自然関連財務情報開示タスクフォース)の略)とは、生物多様性や森林・海洋など自然環境全体に関する財務情報を、企業・団体が開示することを推奨する枠組み。
※3 NP(Nature Positive(自然再興)の略)とは、悪化し続ける生物多様性の喪失を食い止め、プラスに転じるように回復させる考え方。
横浜市緑の協会の特徴
公益財団法人横浜市緑の協会が行う「緑化推進事業」「公園事業」「動物園事業」は、良好な都市環境の形成などの身近な市民生活に関わるものから、自然環境、生物多様性の保全など国際的な課題解決につながるものまで多岐にわたってNPの実現に深い関りを持っています。 私たちは、これらの事業を公益財団法人として行政や市民、企業や団体など多様なステークホルダーとの連携により実行しているほか、独自に定めた「SDGs達成に向けた取組」により将来の持続可能な社会の構築に向けて取り組んでいます。私たち緑の協会と企業・団体の皆様の力を合わせることで、さらなるNPの実現につながると特に、NPの実現には企業・団体活動での取り組みが難しい場合が多くありますが、当協会はそのための技術やノウハウを持つ人材とフィールドを有しています。
※ エコロジカル・ネットワーク(生態系ネットワーク)とは、生きものが行き来できる生態系の適切な配置やつながり。
域の花緑空間を支える市民団体への支援緑化推進事業
私たちが支援する「よこはま緑の推進団体」には約700団体が登録されており、横浜市内18区の公開性のある空間(通学路・商店街、学校や幼稚園など)での花壇づくりやみどりの街づくりを進めています。皆様からのご寄付は、私たちを通じて、街中の緑化推進や地域のイベント等での普及啓発により都市緑化の一躍を担っている市民団体の活動への一層の支援につながります。
身近な生物多様性を守り、育む活動の推進(生息域内保全)公園事業動物園事業
横浜市内の公園や動物園にあるビオトープや樹林地などは、身近な生きもの(植物や昆虫、動物など)が生息する大切な場所でもあります。皆様からのご寄付は、生息地での生きものの生息数および環境変化などに関するモニタリングや竹林管理をはじめとした環境整備などの保全活動と、活動を普及するための教育活動のさらなる推進につながります。
国内や世界の生物多様性を守り、育む活動の実践(生息域外保全)動物園事業
動物園では、生息地の開発など様々な要因により、絶滅の危機にある動物が暮らしています。様々な関係機関と連携しながら希少動物を飼育・繁殖し、種としての個体数を増加させることも希少動物を守っていく重要な活動です。皆様からのご寄付は、施設改修をはじめとした飼育環境の改善や、来園者等への環境教育活動を通じ、身近な生物多様性の保全へとつながります。
税制上の優遇措置について
当協会は神奈川県知事により公益財団法人の認定を受けています。当協会の公益事業への寄付金はには、特定公益増進法人としての税制上の優遇措置が適用されます。詳細はお問い合わせください。
感謝状の贈呈
ご寄付いただいた方へ感謝状をお渡しします。
そのほか金額等によって、活動レポートの発行、広報媒体への掲出、保全活動等への参加等の特典が受けられます。詳細はお問い合わせください。
寄付に関するお問合せ先
(公財)横浜市緑の協会 総務課 庶務係 045-228-9420