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そろそろ卒業…の写真

更新日:2015.05.28そろそろ卒業…

更新日:2015.05.28

そろそろ卒業…


突然ですが、これ何だか分かりますか?




仮面舞踏会に行くわけではありませんよ。





使用中はこんな感じです。





そうです、アカアシドゥクラングールの子どもたちが付けているハーネスです。

人工哺育の子どもたちの特別ガイドでは、いつも付けています。


ムーもショーンも大きくなりました。
最近ちょっと窮屈そうです。

そろそろ、卒業かな…



この前の日曜日、5月24日の特別ガイドでのことです。


最近よく動き回るようになったとは言え、
これまでは私の腕にギューッとつかまっていることが多かったムー。

この日はちょっと違っていました。

特別ガイドを行っている間、私から離れて一人で座って日光浴していました。
ご覧になった方もいらっしゃるのでは?


実は、ここ2週間程、
人工哺育で育ったムーとショーンがこの先アカアシドゥクラングールとして暮らしてもらうために、親代わりの私は2頭から徐々に距離をおくようにしていました。


一人立ちしてもらえるようにとの思いで距離をおいていたのですが、
実際に私から離れて一人で座っているムーを目の前にすると、
嬉しい反面、正直寂しくもあります。

何と言えばいいのでしょうか。
娘の成長を見ているような気分です。

特にムーはここまで色んなことがありました。
小さな体でよく頑張って、ここまで大きくなりました。

保育器の中でテングザルのぬいぐるみを抱きしめて眠っている姿。
なかなか大きくなれず、みんなで心配したこと。
大きな瞳でまっすぐに見つめる視線。
だんだん色が変わってアカアシドゥクラングールらしくなってきた頃。
ショーンが生まれて、親代わりの私を半分とられ焼きもちを焼いたこと。
毛づくろいしてくれとせがみ、寝そべる姿。
毛づくろいをやめると、「やめないでー」と私の手を引っ張る小さな手。
高い木にもスルスル登って、木の葉を食べるたくましさを見せるようになったこの頃・・・



小さくなったハーネスは、さしずめ小学生のランドセルと言ったところでしょうか。

ムーもショーンもそろそろ次のステップへと進む時期なのかも知れません。




これまでムーとショーンが暮らしてきた哺育室からも卒業です。

オトナのアカアシドゥクラングールがいる獣舎へ引っ越しの時期がきました。

これまで「親代わり」をしてきた私も、獣舎へ引っ越しした後は「飼育担当」として接しようと思います。



引っ越し後のムーとショーンは、新しい生活に慣れ、アカアシドゥクラングールとしての暮らしができるようになるまでの間、皆さんとはしばしお別れとなります。


次に皆さんにお目にかかる時、ムーとショーンはどんなアカアシドゥクラングールになっているでしょうか。
どうか温かく見守ってください。


引っ越し前の最後となるムーとショーンの特別ガイドは、

5月31日(日) 11:45~

お天気がよいといいのですが…



(飼育展示係 川口)