傷ついた動物を見つけたら

傷病鳥獣保護

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横浜の動物園では、神奈川県から委託を受けて県内の野生動物が負傷、病気等で生命の危機にある場合、これらを保護、治療し自然に帰しています。事故や病気で苦しんでいる野生動物を見かけた時は、下記までご相談ください。
※アライグマやタイワンリス等の特定外来生物及びドバト、カラスは保護の対象となっていないため受け入れることができません。予めご了承ください。
※高病原性鳥インフルエンザ防疫対応策として、横浜市からの通知に基づき、当面の間、傷病鳥類(けがや病気で弱っている鳥類)の受入は、休止させていただきます。

はじめに

野生の動物は生きてゆくために自分の痛みや傷を隠すことがよくあります。また、ケガをして興奮していたり、弱っていてショックに陥りやすかったりすることもあります。普段見慣れていない方には予想外の状況も起こり得ますので、まずは下記にお問合せください。神奈川県外の場合は、保護された都道府県にお問合せください。

神奈川県立自然環境保全センター

厚木市七沢657
TEL 046-248-0323
定休日:
毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始(12月28日から翌年1月4日まで)
※定休日の受付専用電話番号 TEL 046-248-0500

よこはま動物園ズーラシア

横浜市旭区上白根町1175-1
TEL 045-959-1000

野毛山動物園

横浜市西区老松町63-10
TEL 045-231-1307

金沢動物園

横浜市金沢区釜利谷東5-15-1
TEL 045-783-9100

「血を流して苦しんでいる」「生きているのは分かるけれど動かない」など、一刻を争う場合はお近くの開業獣医師(動物病院)にご相談ください。 応急処置をして動物園などに連絡してもらえる場合があります。どんな動物でもむやみに素手で捕まえようとはせず、捕獲が必要になりそうな場合は動物園等にご相談ください。また、動物園等にお持ちいただく場合はあらかじめ電話などでご連絡ください。

こんな時は...

動物のこどもを見つけた

人家の近くではタヌキやハクビシンなどのこどもを見かけることがあります。これらの多くは、親がエサを採りに行っている間、留守番をしているこども達です。道端の側溝や廃屋の屋根裏などに見られますが、そのままでは危険である場合を除いてはそっとしておくようにしましょう。人が近くにいると、親はいつまでたってもこどものもとに戻ることができません。
親とはぐれた可能性のある動物のこどもについても、そのままでは危険な場合(例:車道を歩いている、切り倒した木から落ちてきた)を除いては、なるべく人は手出しをしないようにしましょう。飢えて弱っていたり、寒さでこごえていたり、病気や衰弱が見られる場合は保護のために捕獲したほうが良いこともあります。 状況を判断しかねる場合はまず保護施設(動物園など)にお問い合わせください。

鳥のヒナを見つけた

誘拐犯(!?)と言われてしまわないために......

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鳥のヒナには大きくわけて2種類の時期があります。ひとつは巣立つ前、もうひとつは巣立った後です。見慣れていない人にはこの違いは分かりにくいようです。巣立ったヒナはいくらかでも飛べそうな気がしますが、実際には巣立ったばかりのヒナは姿も頼り無くほとんど飛べないからです。5月から7 月くらいの巣立ちビナが多い時期、こういった巣立ったばかりのヒナを「巣から落ちている」と動物園に持ってきてくれる方が非常に多いのですが、「巣から落ちている」ヒナは「巣立ち」をして自分で生きていく練習をしているところなのです。巣立ったばかりのヒナは頼り無く見えても親が責任を持って育てている途中です。人はそのヒナを外敵から守ることは簡単にできますが、エサの取り方や飛び方という大変重要な教育をすることができません。エサの取り方を知らない鳥を野生に帰しても、エサを取れずに飢え死にしてしまいます。
巣から落ちたヒナは、まず巣に戻すようにします。ツバメの巣が壊れてしまったときはカップ麺の空き容器などを使って巣を修復します。巣がわからない、戻し方がわからないという場合はお問い合わせください。
巣立ちビナがネコに狙われていたり、深い穴に落ちていたりするときは一時的に助けてあげても、すぐにもとの場所の近くへ戻してください。親鳥はヒナを探しているはずで、人が近くにいると親鳥はヒナに近付けません。もとの場所が危険で戻せないという場合は、動物園などにお問い合わせください。
ヒナが弱っていたり、ケガをしていると思われる場合は、動物園などに様子をお伝えください。担当の職員が状態を判断し、保護していただく場合もあります。

追いかけてしまうと......

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飛び回ったりして危険な方へ追いやらないように気を付けてください。人の手で持ち続けるとショックに陥ることもあります。遠くから様子を見て、深刻ではなさそうだと判断したら速やかにその場を去るのが正解です。

野生動物がケガしている!

哺乳類の場合
ケガの程度を確認してください。よくわからない場合は、近くの動物病院か保護施設(動物園など)に問い合わせてください。大量の血を流していたり、手足や翼の骨が折れていたりして保護が必要そうなケガの場合は、すぐ動物園などにお問い合わせください。担当の職員が「捕獲が必要」と判断した場合は、捕獲していただくための方法をお話しします。先に聞いておくと捕まえ方や注意点もあらかじめわかります。

鳥類の場合
鳥の種類を確認してください。 猛禽類(ワシやフクロウの仲間)など爪とくちばしの鋭い鳥やツル、サギなどとがったくちばしの鳥は危険なので近づいて様子を見るのにも注意が必要です。 また、小さな鳥は拾われたときそのショックで死亡してしまうものもいます。ケガを確かめるのに扱いがわからないときは動物園などに御相談ください。また、大してケガの無いように見えても、実際は傷が体の奥深くまで到達していることもあります。元気が無く、飛んだり走ったりできないものは捕獲していただくこともありますので、まずは動物園などにお問い合わせください

その他の動物、よくわからない動物の場合
毒や牙を持った動物の可能性もあります。触れたりする前に、必ず動物園などにお問い合わせください。

病気かもしれない動物を見つけたとき

ケガをした動物の場合と同様、動作に注意しながら観察してください。 明らかに病気とわかる場合は、素手でさわるようなことはせず、まず動物園などにお問い合わせください。担当職員によって捕獲が必要と判断された場合は、捕 獲法や注意点をお話しした上で捕まえていただく場合もあります。もし触る必要のある場合は手袋などを着け、さわった後は手をよく洗ってください。

日本の自然にはいないはずの野生動物を見つけた

「見たことのない動物だな?」「ペットの動物が逃げてきたのかな?」
国産の野生動物では無い場合、基本的には飼育されていた動物であると考えられます。判断しかねる場合は動物園などにお問い合わせください。これらは野生動物とは扱いが違い「拾得物」として警察に届けます。警察では預かって落とし主を探します。
アライグマなどは意外と気が荒く、安易に手を出すとケガをします。カメやトカゲの仲間の中にも危険な種類がありますので、あまり手で触れないようにしてください。

飼われているらしい動物を見つけた

明らかに家畜とみられる動物の場合は、拾得物になりますので警察に届けてください。また、横浜市内でケガをしたり衰弱したりしているカイウサギ、ニワトリ、 アヒル、デンショバト(レースバト)を見かけた場合は、最寄りの保健所にご相談ください。

ご注意ください

野生動物を捕獲したり飼育したりすることは法律等で禁じられています。伝染病予防などのため、動物をさわった後はせっけん等で手をよく洗いましょう。また動物捕獲、移送に使ったタオルや箱などはなるべく捨てて再利用は避けましょう。